妻へカミングアウトした6年半近く前にはたぶんやらないかな、と思っていたSRSですが、女性として過ごす日が大半となり、私より後でカミングアウト、HRTを始めた友人たちのSRS予定を知るに至って、いてもたってもいられなくなったのが前回のお話でした。
さて、(SRSに対する)自分の本当の気持ちが見事にあぶりだされてしまった私は前回お話した通り、翌日速攻でN病院に電話をします。ジェンダー関連部門のチームの電話番号を調べてさあかけよう、というところでやや緊張。何ていったらいいか準備しておかなくては。自分の声もできるだけ女性の声に聞こえてほしいし。でも病院側はSRS希望の人からの電話なんてたぶん毎日受けているわけで、相手の声の性別なんて全く気にしてないんですが。こんなとこで無駄な見栄張ってもしょうがないのに。
心の準備ができたらいよいよ電話。長々待たすことなく比較的すぐに録音ではなく人間が電話をとってくれました。うん、医療機関にしては好印象。(ひどいところは30分位つまらない音楽を聞かせ続けるところがあります。) そして電話口のスタッフにSRS希望であること、そして初めてその病院に電話をしていること(既存の患者でないこと)を緊張気味に伝えます。でもこちらの緊張とは裏腹に向こうは慣れたもんで(当然ですが)、もうちょっと暖かく応対してくれてもいいのに、と思うくらいドライで機械的に事が進みました。氏名、生年月日、保険、その他簡単な情報を訊かれていよいよ初診から手術までのステップの話に。
「The first consultation (初診日に相当します) will be around twenty, twenty-five」
え、まさか今月じゃないよね、来月20日から25日頃?そんなにすぐ診てもらえるの?
「No, no, let me check.... the earliest day available is October 28th, 2025 (twenty-twenty-five)」
え……… twenty twenty fiveって2025年??? 10月???
頭の中が真っ白。
初診まで3年近く待てって? そして手術そのものは初診日から更に18-24か月先とのこと。つまり4年半から5年先? 2028年?!
ARE YOU $@#KING KIDDING ME?!?!?!?!?!
そんな…… 5年なんて到底待てない。全然無理。一体どこの世界に患者を初診まで3年も待たせる医師がいる?
すごいショックでしたがどうしようもありません。一応2025年10月末のアポを入れましたが最後の方は涙声に。気が動転していて気が付きませんでしたが、これほどのダメージを受けるとは私自身全く予期していませんでした。6年弱前(カミングアウト時)はやらないかもしれない、と思っていたはずのSRSなのに。
この続き(SRSその6)はまた間が開きます。すみません。