2023年6月1日。B病院の初診の日がやってきました。B病院は地元(の都市圏内)ですが、お世話になるのはこれが初めて。同じ都市圏と言っても家からは反対側なので渋滞していなくても車で30分はかかります。渋滞のひどい時間帯ではありませんでしたが時間に余裕を持たせるため(私にしては珍しく)1時間前に出発。

 

天気の良い日で運転はし易かったのですがいろいろな思いが頭の駆け巡ります。ついにSRSの初診。どんな病院だろう。どんな先生だろう。どんなことを訊かれるんだろう。ところどころのプチ渋滞をクリアーして病院の駐車場棟へ。B 病院は巨大な総合病院で、たくさんの――十数棟の建物が数ブロックにわたってあちこちにあります。さすが大病院だけあって建物群はそれなりに立派。どっちに私の目指す建物があるのかもう少し親切に表示があってもいいのにCampus Mapは見当たりません。(こちらでは大学と関係の深い医療機関の敷地にもCampusという言葉が使われます) 結局駐車棟に車を停めてから目的の建物までたどり着くまで15分近く経ってました。

 

今日のアポは泌尿器科のM 先生。待合室では他にトランスっぽい人がいたりしないかな、と相変わらずの野次馬根性でさりげなく周囲をチェック。でもそれらしい人は待合室の外で見かけた一人だけでした。HRTでお世話になっている病院だと待合室にはトランスの人が必ず、時には複数いるんだけど。

 

受付がすむと程なくして診察室へ呼ばれ、例によって既往症・病歴、摂取中の薬などについて訊かれ、血圧、血中酸素濃度などを測ってもらって先生を待ちます。20分くらい待たされましたがやがてM先生がもう一人の若い先生と一緒に入室。簡単なSRSの説明を受けましたが大方すでに知っている内容でした。しかしひとつ問題が。

 

以前の投稿で20年近く前に私が下腹部の大きな手術をしていることに触れましたが、その時に下腹部内部をだいぶいろいろ切っています。体組織は皮膚も体内も手術後切られた部分が治癒するわけですが、体内の器官の場合治癒の過程で隣接する組織と予期せぬ癒着が起こることもあり得ます。元々隣接しているので通常このような癒着は無害ですが、一度治癒した組織を再度切るのはリスク要因。執刀する側としては全く同じ個所を偶然切ってしまうのはできるだけ避けたいとのこと。

 

SRSでも膣無しなら内部はほとんど切らずにすみ、皮膚は前回どこを切ったかはっきりしているので――外性器関連ではもちろんなかったので――全く問題なし。でも膣ありの場合は20年近く前の手術の執刀医のレポートを取得して前回体内のどこを切ったのか確認する必要があるということです。

 

うーん。予期してなかったわけではないけどやっぱり。膣無しの決断をその場でしていれば話はスムーズに進んだのかもしれませんが、この段階では私は多少時間がかかっても昔の執刀医のレポート取得をまずやってみて可能性を判断してもらうほうに考えが傾いていました。N病院の初診も3週間以内にあるし。そもそも私はレズビアンなので、膣ありにそれほど拘る理由はないのですが、やはり女性としてできるだけ「普通」に近づきたいという気持ちは否定できなかったわけですね。
 

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(カバー写真はイメージです)