7月になりました。もう2026年もう半分過ぎ。しっかり目標をたててないと月日だけが経ってしまった感じがして後悔してます。

 

さて、6月末は米国の最高裁がため込んでいた判決をどっと発表することがしばしばあるのですが、今回もいくつか注目の判決がでました、以前述べたように最高裁判事はトランプ1期目で指名された3名を含めて63と保守派ががっちり優位を築いてしまっています。

 

 

トランス女性のスポーツ参加についての判決もありましたが予想された通りの残念な結果に。私は以前述べた通り、全ての競技、全てのトランス女性について一律に是が非かと議論すること自体が単純化しすぎである(つまり競技ごと、性別移行状況によってさまざまな場合がある)という考えなので、予想してたとは言えがっかりです。トランス女性のスポーツ参加についての私の考え方の投稿のリンクも載せますね。

 

 

 

保守派が完全に支配している最高裁ですが、今回の一連の判決全てがトランプの思い通りになったわけではありません。その最たるものが米国籍の出生地主義についての判決。米国で生まれた人は自動的に米国籍となるという合衆国憲法にしっかり明記されている移民国家アメリカの礎ですが、移民、特に有色人種の移民を激しく憎悪し敵視するトランプとその支持者たちはこの19世紀の法制化以来ブレなかった出生地主義の制限を目論んだわけです。

 

前述したように最高裁は63で保守派が完全に牛耳っている状態ですが、ちょっと詳しく見てみましょう。保守派6人のうち一人は穏健保守派、5人が強硬保守派。穏健保守派のロバーツ判事はトランプ支持派(つまり強硬派)の判断に与しない場合がたびたびあり、その場合は54。今回のように法律で解釈の余地もないくらいきっちり明文化されている場合、さしもの強硬派からもリベラル側に「寝返った」判断を下す場合が時々あるわけです。今回は強硬派5人のうちバレット判事が違憲判断を下し、53(カバノー判事は連邦法違反だが合憲との判断)で違憲判決が確定しました。

 

トランプ関税の違法判決の時はバレット判事とゴーサッチ判事が違法との判断でリベラル3名とロバーツ判事に加えて63。いずれの場合もトランプを支持したトーマス判事とアリート判事が一番こちこちのトランプ派とみていいでしょう。でも今回のように多数の専門家が違憲とみていた判例で合憲判断を下した4名は私からするともうどうしようもないって感じですが。

 

さて、この出生地主義制限の違憲判決に逆上したトランプ派の次の一手は?トランプの反移民の目玉政策の一つだったので、著名なトランプ派の発言がすごいです。英文の記事ですがご興味ある方のためにリンクを載せますね。

 

 

ざっと要約しますが、最高裁判事を増員しろ(共和党が上下院とも多数派なので今なら増員、トランプに忠実な判事の任命が容易です)、違憲判断を下した判事を罷免しろ、だれが米国籍を持てるかも制限できないようでは国家としての体をなしてないから合衆国を分割してしまえ… もっとすごいのは――入国時に女性全員に妊娠しているかどうか検査を義務づけて妊娠していたら入国拒否せよ、そして極めつけは全ての外国人入国者は入国前の生殖機能除去を義務づけろ(入国してから妊娠するかもしれないので)――とのことです。

 

みなさん今の米国って行ってみたいですか?

 

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