前回、前々回の投稿でこのところこちらはかなり寒い日が続いていることをお知らせしましたが、ちょっと厄介なことがありました。こちらで一般的な戸建て用暖房は大きく分けて3種類。①昔ながらの灯油(日本の灯油とは規格が違うと思います)をボイラーで燃焼してお湯を各部屋のラジエーターに循環して温める方法、②天然ガス炉で空気を温めて各部屋にエアダクトを通じて送り込む方法、③最新技術のヒートポンプ、です。うちは1920年代築なので――古いでしょ?――お湯を温めるのは①の灯油。地下室には洗濯機、乾燥機と並んでボイラーと容量220ガロンのタンクがあります。
(うちのとよく似た形状のタンク)
灯油業者が実際の天候(気温)をプログラムに入力して配達スケジュールと決めているので、通常はタンクが空になるはるか前のタイミングで配達(家の外に突き出た注入口からタンクに直接注入されるので配達時に在宅の必要はありません)されて便利なのですが、今年は勝手が違いました。寒いのはもちろんうちだけではなくこの地方全体。つまりこの地域ほとんどの家庭で灯油の消費量が想定を遥かに超えてしまい、業者の灯油配達能力でカバーしきれない状態に。
うちのボイラーが残り2割になったところで配達予定を確認したところまだ2週間先。それまで全然持たない、今までのような寒さならあと5日で空になる、と頼み込んでのですが「状況を考慮してできるだけ早く配達するけど今のところ日時は伝えられない」とのこと。3日後、ボイラーの残量が1割を切ったところで呑気な私もさすがに青くなりました。
「あと3日もたない、なんとかしてほしい」との私の必死の懇願にも「なんとかしたいけど確約できない」の一点張り。暖房が切れると水道管が破裂して甚大な被害を被りかねないので緊急事態です。この時点で全室の設定温度を最低の12℃まで下げ、お湯は一切使わないことにしました。つまりシャワーなし。温水の皿洗いも手洗いもだめ。
祈るような気持ちで配達を待ちましたが3日後ついにタンクはほぼ空に。この家永く住んでますがこんなことは初めて。多少怒りを交えてタンクが空になったことを業者に連絡すると技師を本日中に送るからそれまで待て、技師が手作業で少量だけど緊急用の灯油をタンクに注入するとのこと。技師の到着予定は16時から19時の間でその間は在宅してほしいということでした。さらにこれは当面の緊急の処置で、翌日に通常の配達でタンクを満タンにしてくれると約束してくれました。
やれやれとりあえず夜には暖房を入れられそう、とほっとしたのですが、もちろん19時になっても技師は来ません。21時を過ぎたころ、やっと到着。地下室でタンクとボイラーの点検。そして外に出て手作業で20ガロン足してくれました。これで少なくとも4日はもちます。暖房をいれてボイラーが作動したのを確認して事なきを得ましたが、技師も翌日通常の配達があるのを承知してるので通常は10ガロン足すだけのところだったようですが、サービスで20ガロン。感謝です。
翌日。室温設定も15℃まで上げ、久々にシャワーをゆっくり浴びます。温水で皿洗い。文明の恩恵を存分に享受してますが…… でもやっぱり灯油の配達はありませんでした。まだ3日はもつはずですが、さてどうなることやら。またタンクが空になるのは勘弁してほしいです。タンクが空になってる家庭がたくさんあるのは承知してるんですが。技師も多分こういう事態もあることを予期して20ガロン入れてくれたんだと思います。
東京の母のうちを思い出しましたが12月にときどきある「真冬の寒さ」でもめったに暖房を入れたことはありません。集合住宅って下の階が暖房いれてくれてると結構暖かいんですよね。建物全体が暖房も湯沸かしもヒートポンプの完全電化。先進的ですが火災のリスク減という面もあるんだと思います。もちろん小学生のころ東北地方に住んでいた時はプロパンガスの暖房器が先進的、学校では各教室に灯油?のストーブが鎮座していたのですが。今ではもう少し近代化されていますように。
