米国北東部の都市部で運転をされている方ならご存知かと思いますが、北東部の都市部のドライバーの運転マナーはひどいです。もうこちらで40年近く運転してるのに未だにどうしても慣れません。中でも――ほぼ諦めてますが――方向指示器を使わないことにはうんざり。左折時、右折時、車線変更時、私はいつも必ず使いますがほとんどの地元ドライバーは使いません。方向指示器を使うなんて敵に行先を教えているようなもんだ、だから使わない、ということだそうです。
半分冗談?半分本気のところが怖いです。こちらが方向指示器を使って車線変更の意思を表しても全く無視。それどころかぐいぐい車間を詰めてきて車線変更させてくれないので、周りのドライバーは敵、というメンタリティーはかなり根強いようです。譲り合いの精神の真逆ですね。西海岸出身の妻も呆れているので北東部特有のことなのかもしれません。
そしてもう一つは交差点前の左折・直進・右折のレーン指定に従わない車が多いこと。左折レーンが混雑しているので直進レーンで交差点まで行って割り込み左折。右折レーンにいるので当然右折するものだと思っていたら割り込み直進。標識が分かりにくい場合も多々あるのですが、それを差し引いてもひどいと思いませんか。他にもまだあります。青信号でも前方が渋滞している場合は交差点への進入はNGですが全くおかまいなし。赤になっても交差点のど真ん中で複数車両が鎮座して交差方向の交通をストップ。下手をすると交差側の車両も交差点に進入してしまうのでいわゆるグリッドロックの出来上がりです。
ドライバーがみんな自己中に運転するとこうなる典型的な状況を度々目撃して呆れています。そしてこちらの地元ドライバーは事あるごとに中指を立ててきます。まるで挨拶しているかのように。皆さん、こちらに来ても絶対に真似しないでくださいね。中指を立てられてもクラクションを鳴らされても無視するのが一番です。
私の経験ですが発展途上国の運転マナーもすごい場合が多いです。北アフリカや南アジアの例ですが、片側三車線の幹線道路が渋滞したりすると車線なんか全然無視。隣の車と10cmでも隙間ができそうだったら車体を突っ込んだもの勝ち。路面の塗装表示は片側三車線のはずなのになんか五列くらいになってない?エントロピー増大の法則ってこういうことだったのね。特に渋滞時はそうですが、こういった環境に慣れてしまったドライバーは空いたスペースに車を突っ込ませるのは本能になってるかも。
これに比べると日本のドライバーのマナーはきちんとしています。免許の取得が他国に比べて厳しいからかもしれません。私は大学の春休みに合宿免許を取りましたが、時間もコストも結構かかりますよね。それに比べると米国の運転免許取得はお手軽みたい。日本の免許証から米国の免許証に切り替えるときも簡単な実技試験とさらに簡単な十問しかない試験だけでした。(州によっても違うと思います)
ところで外国で取得した運転免許を日本の免許に切り替えるのが現状非常に簡単だという記事を読みました。外国で免許を取得して日本の免許に切り替えたいドライバーには日本で大事な運転ルールや運転マナーをしっかり認識、浸透させるような取り組みが必要だと思います。こんなことで反外国人感情が煽られないようにしたいですね。海外の運転マナーを目の当たりにしていると切り替えを簡単にしてしまったのはちょっと信じられないんですが。