4月18日にSRS術後1年を迎えました。本来ならお祝いをしたいくらいなのですが、妻とのことがあるのでもう悲しみしかありません。HRTにしてもSRSにしてもやっていいよって言ってくれたのは妻の本心だったのか、もうわからなくなってしまったので。HRTに関してはともかくSRSについては何度も何度も確認したのに。もうどうすることもできないんですが。

 

純粋に身体面でSRSやってよかったかというとそれはもう文句なしによかったです。確かにダイレーションにはずいぶん長い時間をとられましたが、そしてこれで終わりではないのですが、外性器が正しい姿になった安堵感は言い表し難いです。手術以前に感じていた違和感――「着替えるたびに、トイレにいくたびに、シャワーを浴びるたびに」と言い表したような気がしますが――が全くなくなった!

 

脚を組んでもぴちっと膝を合わせてもそこに男性器がない感覚は歴然。ああ、こういう感覚だったんだ…… 温泉にも行けるようになったし。オンラインでうっかり「履きこみ浅め」のショーツを購入してしまっても全然問題なし。以前だったら返品するわけにいかないので無駄遣いしちゃったかな、てなことになっていたかも。こういうのってそのうち慣れて当たり前になるのかな。そうかもしれませんが1年後の今はまだSRSできたことに感謝し続けています。

 

それから1日あたり6mgから先月7mgに増量して様子見していたエストラジオールですが、体調変化とか副作用は全く無し。ということで遂に最大容量の1日8mgに増量しました。また1年程度これで様子見ですね。私の三大コンプレックスのうちの二つ、貧乳と薄毛に効果があればいいのですが、まああまり期待しないことにします。でも私のHRTって本当に効果も副作用も見えなくて。微かに胸がある(かもしれない)し、筋肉量低下は明らかなので、プラシーボってわけじゃないようですが、開始延齢が遅かったせいかもしれません。個人差って大きいです。

 

SRSの12か月検診は来月、5月下旬で手術からは13か月以上経つことになります。以前の投稿で述べたように超多忙なR先生に私の患部の外観を診ていただく予定です。もしかしたら修正手術を薦められるかもしれませんがその時はその時で考えます。私の加入している医療保険は施術そのものは結構カバーしてくれるのですが、カバーされない旅費・滞在費がかなりの額になりますので。回復までの期間もSRSとは比較にならないくらいだとしてもそこそこあるだろうし。

 

でも本当にR先生診てくれるかな。米国のトランスジェンダーにとってはハリウッドスター並みのセレブなのでちょっと心配。話はそれますが日本で「セレブ」というとお金持ちというイメージで有名人でなくてもいい印象ですが、米国で「celebrity」というと有名人であることが前提でお金持ちでなくともいいみたいです。そんなに昔の外来語でないはずだけどもう意味が日米でずれてきてるみたいですね。面白いです。
 

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