生理用ナプキンなんてトランス女性は全く関係ないんじゃないの?そもそも生理がないんだから。ごもっともです。私もそう思ってました。でもSRSの術後は必須のアイテム。術前の「用意しておくべき必要アイテムリスト」にマキシパッド――生理用ナプキンの中でも最強の吸収力を誇る?重要アイテムーーが必ずはいっていて、私もしっかりオンラインで注文して(手術前に泊めてもらう)友人宅に配送してもらっていました。

 

SRS術後すぐ、入院中は患部からチューブで血液のまざった分泌液を吸引器(ドレインバック)で常時吸引。結構な量なのでカテーテルとそのチューブが外された後は(量が減ったとはいえ)マキシパッドがフル回転。以前の投稿でさらっと触れたのですが、1日4回取り換えていました。術後3か月たってもマキシパッドが手放させない患者がいる一方で私の場合はこの点の回復はかなり早く、分泌液の量は退院後順調に減少。術後4週でパッドは1日1枚でOK。

 

その後も順調に回復し、術後6週間頃には分厚く大きなマキシパッドに辟易し始めていました。私の場合前にも述べた通り患部の腫れの回復がかなり遅く、この腫れの上にマキシパッドがあると下着の上から局部がふくらんで見えるのも気になってきました。SRSやってこんなところがふくらんで見えてたら意味ないじゃん?もちろん形も位置も男性のふくらみとは違いますが。

 

マキシパッドは48枚入りのパッケージのものを買ったのでまだまだ残っていたのですが、先々週ついにもっと軽くて薄いナプキンにスイッチすることにしました。オンラインの配達なんて待ってられないので、還暦トランス女性の私が薬局で自分用の生理用ナプキンを買うというちょっと微妙なシチュエーション。商品が陳列されている前を素通りしたことは何回もあったけど今回は購入目的。さて…とじっくり品定め。なんかパッケージがピンク系ばっかりでやたらかわいいんですけど。

 

見ててどれを買ったらいいかわかるわけでもないので結局一番小さなパッケージを2種類購入しました。購入したのは正確には生理用ナプキンではなくパンティーライナー。生理用ナプキンより更に軽いやつです。いつまで必要かわからないけどどっちが好みかくらいはわかるかな。パッドの次回の取り換え時にこのライナーに変更。うわ、軽い!装着感が全然快適!もっと早くスイッチしとけばよかった。

 

薄くて小さいので当然なのですが、まだ腫れている患部にも関わらず局部のふくらみがほとんど目立たない… 自身の姿を鏡でみて初めてSRS後の自分を実感。今までSRS術後の辛さをブログでぶちぶち文句たれてきましたが、うわわ… 下着のままでも違和感ない!

 

いろいろありますがSRSができたことには感謝です。

 

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