ロシアのウクライナ全面侵攻から1年経ちました。当初は圧倒的な戦力差ゆえに短期間でロシアの侵攻に屈してしまうのかと思いましたが、ウクライナは徹底抗戦の道を選びました。悲惨な状況が長期化することに心は痛みますが、他国を武力で侵略して領土を拡大するなどということは絶対に許してはなりません。

 

紛争当事国から中立、というと聞こえはいいですが今回の戦争で「中立」を決め込むのはロシアの侵略を半ば容認していることに他なりません。ロシアのプロパガンダを拡散する投稿はTwitterにもYouTubeにも、このアメブロにも数多くあるようですので皆さんも気を付けてくださいね。ロシアの情報操作技術、ノウハウは西側諸国のそれを凌駕しているというのが私の印象です。ロシアは西側諸国のウクライナ「支援疲れ」をあてにしているわけですが、その戦略の根幹にあるのが西側諸国国民向けの情報操作であることをお忘れなく。

 

すみません。タイトルと無関係な話で投稿を始めてしまいました。本題に戻ります。

 

一昨年9月にこのブログを始めたとき、身体的性別移行に関してはHRT(ホルモンの摂取)だけで、手術等はまだ予定がないことをお伝えしました。予定がない、つまりどうするか決めてない、ということですが、今回は現在の心境について少し吐露させていただきます。

 

SRSというと日本では外性器を含む下腹部の性別適合手術を指すことが多い印象を受けます(違っていたらごめんなさい)が、米国では Gender Affirmation Surgery (GAS)、  あるいはGender Confirmation Surgery (GCS) という言い方で包括的にトランスジェンダーの性別適合関連の手術をくくっています。このGAS/GCSが大まかに Top Surgery(胸)、 Bottom Surgery(下腹部)、Facial Surgery(FFS/FMS) に分けられ、Bottom Surgeryが下腹部の性別適合手術という意味での日本のSRS に該当します。

 

(出典:Mayo Clinic )  

 

SRSは外性器に強い性別違和をもつ場合必須であり、トランスジェンダーにとっては性別移行の最優先目標、最大目標になるのが常ですが、6年弱前の妻へのカミングアウト以前も以後も、私にとっては最優先目標ではありませんでした。最優先はとにかくホルモン治療。そして本来の性別で過ごせる日を少しずつ増やすこと。理由は私が「女性として認識される」ことにこだわっており、普段着ではパス度向上に全く寄与しないSRSはまあそのうち考えようかな、程度の気持ちでした。

 

ところが… 2年ちょっと前くらい、ほぼ半分を女性として過ごすようになった頃から少し気持ちに変化が。HRTの効果が(期待ほどではないものの)少しずつ表れ、外出もすっかり慣れてくると、徐々にあれ、これちょっと邪魔なんだけど、みたいな気持ちになることが増えてきました。

 

それ以前はまあたぶん手術はしないんだろうな、と漠然と思っていたのですが、うーんどうだろう、本当にやらなくていいの? みたいな。そしてあることがきっかけでSRSを躊躇していた(あまり意識していなかった)最大最強の理由が明らかになるのですが、それはまた次回より後の別の投稿で続けます。思わせぶりですみません。

 

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