3月の投稿で5年ちょっと前に妻にカミングアウトしたお話をしました。そしてその夏妻の実家の帰省した時に初めて妻に女性としての姿を見てもらったこと。そのあと東海岸の我が家に戻ってから、私は妻がOKしてくれたレーザー脱毛を開始しました。

 

米国で脱毛で一般的なのはレーザーとエレクトロリシス。(日本ではどうなんでしょう?)レーザーはお手軽、短時間で多くの毛に照射できて回数も少なくて済む反面、濃い色の毛にしか効果がなく、永久的に生えなくなるわけでは必ずしもありません。エレクトロリシスは一回でできる毛穴の数が少ないため結果的に多くの回数をかけますが、効果はほぼ永久的。

 

結局時間とコストを考えた結果、私はレーザーをやってみてそれでも残った部分があれば数か月後にでもエレクトロリシスやればいいか、とお手軽路線のレーザーを選びました。隣町によさそうなところがあったのでさっそく6回パッケージをオンラインで購入。メールで1回目の予約をしていざ当日。

 

場所はレンガ造りの建物の2階。ドアをあけるとこじんまりとした待合室。待合室には誰もおらず、ほっとします。受付もないので施術室らしきドア(入口以外唯一のドアです)をノックすると、小柄なブルネットの女性がドアを開けてくれました。施術室には先客がいるので名前を告げて待合室に戻ります。2,3分後ドアがあいて先客の女性がでてきました。視線が合って軽く会釈。でも「男性」がこんなところにいることに恥ずかしさと後ろめたさが混じった気持ちが。悪いことしてるんじゃないのに。

 

 

呼ばれてはいった始めてのレーザー施術室は大きくないけど明るくて小ぎれい。真ん中に歯科医院にあるようなフラットになる椅子?があり、言われるがままにそこに座ります。簡単な説明のあと、目の保護のための遮光ゴーグルを丁寧にセットしてもらっていよいよ始まり。1回目のこの日は上唇と鼻の間だけ。レーザーの機器がひゅーんとSFチックな音を立てて(単なる冷却用のファンです)、パチ、パチ、パチ、と照射。痛いですよ、と言われていたので驚くほどではないですが、唇に近いところは結構痛かったかも。

 

はい、おしまい、と言われてゴーグルを取ってもらった時はえ、もうおしまい?て感じでした。時間にしたら2、3分くらい?アロエローションを塗ってもらって次回の予約をしたら第1回目はすべて完了。ずいぶん早く終わっちゃった。駐車場は1時間分払ってあるしちょっと時間に余裕があったので当時始めたばかりのポケモンGO(リリース1年後位ですね)をちょこっとやって帰路に。

 

あっけなく終わった1回目のレーザー脱毛ですが、言われていたひりひり感もすぐに収まり、後は効果を待つだけ。帰宅後家の洗面所の鏡の前でじっくり観察しましたが当然のことながら全く変化無し。わかっていてもほんの少しの違い(進歩)でも見つけられたら、という気持ちは性別移行を願うトランスにはよくあることだろうと思います。

 

次回に続きます。

 

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