私は奥手だったので、中学時代は体格、男性化ともにクラスの他男子から後れを取っていました。身長の伸び、変声期から見て、私の第二次性徴期は概ね中学3年から高校前半くらい。しかし私の第二次性徴による外見の男性化はぱっと見あまり顕著ではありませんでした。体毛はかなり薄いほうで顔立ちもあまり変化なし?女子にモテるためには男性的な体格にならなければ、という意識がありながら肩幅も胸幅もいまいち。もっとも骨格の成長ぶりなんて意識のあるなしには関係ありませんが。
クラスの中ではややおとなしめで目立たない、そこそこ友人もいるごく普通の男子でした。彼氏候補としては「○○君?うーんいい人なんだけどねー」と言われるタイプだったんだろうと思います。
結局第二次性徴の発現による私の性別違和は女子にモテるようにならなければという気持ちでかなりかき消されていたように思います。多くのMTFの皆さんがこの年代特に苦しんだことと比べると、私の場合、性別違和がこの時期が突出して辛かったわけではなく、真の性自認の認識がかなり遅れる一つの理由となります。
ずっと後になってわかったことですが、私の外見の男性化はむしろ20代以降に進行したようです。顔立ち、肩幅、胸幅、筋肉、すべてに於いて第二次性徴期が終わったはずの20歳の頃と40代の時期と比べてみると40代のほうは格段に男性的になっていました。(日本の実家に残っていた)社会人はじめのころのスーツは肩も胸もサイズが全く合わない!身長がかわらないまま上半身の横幅が広がった、みたいないわゆる逆三角形体形。男性化が進んでいたという意識はなかったので、これに気が付いた40代後半の私の精神状態にこのことが影響しますが、それについてはその時に。
でも第二次性徴の発現が終わったはずの年齢からさらに身体の、しかも骨格の男性化が長期にわたって進行するとは思ってもみなかった。第三次性徴が行動面や心理面の性差ならこれは第四次性徴?それとも身体的だから後期第二次性徴?生物学的男性はこれが普通?それとも私の場合は特異だったのでしょうか。