浪花艶噺 ~Tales of TSUYA~ -37ページ目

浪花艶噺 ~Tales of TSUYA~

俊太郎さまの姿を借りた浪花女の妄想ブログです。
女性ホルモン絶賛捏造中!!!

島原☆大同窓会ギャラリー、大盛況で無事終了しましたね♪

次回の主催者さまも決まったようで、これが最後にならなくて嬉しい限りです!!!

今日ギャラリーから作品が返送されて来たようですが、

日中家を空けていたので受け取れませんでした・・・


そして艶かるた、たくさんのご注文ありがとうございます!!!

嬉しい悲鳴を上げています!!!

こちらの都合もあり申し訳ありませんが、準備が整い次第少しずつご連絡致しますね。






では、4人目参りま~すw






慾~BTS~④








汗が迸る。掛け声が飛び交う。

熱い 熱い、空気が満ちる。

道場で稽古中の貴方に視線を、心を奪われる。


曝された逞しい半身が、汗を纏い煌めく。

竹刀を振りかざす度に、肩甲骨が浮き上がる背中。

広い 広い、その背中は。


幼い頃から貴方が見ていた海の様に大きく、

辛い時ひとり見上げた空の様に限りなく、

貴方が抱く果てしない希望そのものの様で。


「お疲れ様です」


濡らして軽く絞った手拭いを手渡す。


「おお、すまんのう」


弾む息、大きく上下する肩。

呼吸する度、盛り上がる背中を汗が伝う。


「お背中拭きましょうか?」


「おまんは気が利くのう」


ううん、違うの。

私がね、触れたかっただけ。

貴方のその眩しい背中に・・・


「何じゃ?そがん顔を朱うして」


恥ずかしくて、答えられなくて。

ひたり 素手で貴方の背中に触れてみる。

震える手から伝わる貴方の温もり。


振り返る貴方。

そこにいつもの弾ける様な笑顔はなくて。

黙って私を見つめる、ひとりのオトコ。


忽ちきつく抱きすくめられる。

剥き出しの肌に顔をうずめて、壊れそうな心臓を抱えて。

大好きな背中に両腕を回す。


「あぁ、いかんちや」


少し辛そうな、絞り出す様な声。

見上げると、眉を下げて困った様な顔をしている。


「ちっくと待っとうせ」


ふい と離れて行ってしまう。

邪魔しちゃったかな・・・稽古中だったし・・・

怒らせてしまったかと不安に駆られる。


何やら話し声がして、道場からみんな出て行ってしまう。

ドタドタ 足音を立てて貴方がこちらへ歩いて来る。


「あの・・・ごめんなさいっ・・・

大事なお稽古の邪魔をしてしまいましたよね?」


そう言うと、意外そうな表情で私の顔を覗き込む。


「ほう、自覚はあるようじゃのう」


立ち尽くす私の手を取り、強く引き寄せる。

ぎゅう 息も出来ない程抱き締められ、


「おまんのせいじゃ、責任は取ってもらうき・・・」


耳許で囁く深く甘い声。

そして奪われるくちびる。

角度を変え何度も落とされるくちづけに、

私は貴方にしがみついてたっているのがやっとで。


「唆したんはおまんじゃき・・・覚悟せい」



  *


「ひゃあっ・・・」


ふわり 躯が浮き上がる。

思わず見上げた斜め上には余裕で微笑む貴方。


「やっ・・・重いですからっ・・・」


「おまんの一人や二人、どうもありゃあせん」


まるで羽根の様じゃ・・・

そう言いながら優しく布団の上に降ろしてくれる。

慈しむ様に讃える様に、

でもどこか切なげに眉を下げて私に笑みを零す。


貴方の癖のある柔らかい長い髪が、

あとほんの少しで私の頬に届きそうで。

その僅かな距離が堪らなくもどかしくて・・・

私は吐息を零す様に小さく貴方の名前を叫ぶ。


「ほがな顔しよったら、優しゅう出来ん様なるき・・・」


いつもと違う、湿り気を帯びた吐息混じりの低い声。

大きな掌で頬を包まれ、私はゆるり 瞼を閉じる。

柔らかく重なる熱いくちびる。


何度も啄む様に落とされるそれが物足りなくて。

触れたと思うと離れてゆくその熱が切なくて。

もっと、ずっと触れていたくて・・・


両腕を貴方へと差し伸べる。

その力強い太い首筋に絡みつく。

もう離れない、離さないという想いを込めて。

引き寄せた貴方に深く 深く、くちづける。


貴方はその真っ直ぐな強い瞳を、

決して振り返る事のない、前へ進む事だけを考えるその瞳を。

まあるく見開き、私を見つめる。


暫くは驚いた様なその表情が、

一変、くしゃり と太陽の様な笑顔になって。

きゅう 私を強く 強く、抱き締める。


「ほがな風に、おまんがわしを求めてくれるがを待っちょった」


「えっ・・・」


ほんの束の間私の視界を占めた大きな大きな笑顔。

あ、私の大好きな顔だ・・・そう思うより早く。

塞がれるくちびるに意識を持って行かれてしまう。


逞しい筋肉に覆われた力強いその両腕は私の躯を包み、

大きな手が逃がさないという様に頂を支えていて。

・・・激しいくちづけが降ってくる。


どれほどの間そうしていたのだろう・・・

くちびるが離れた時にはもう息も絶え絶えで。

思考が上手く働かない・・・

今はただ・・・貴方が欲しい、それだけで。


「もっと綺麗な、わしだけのおまんを見せてくれるがか?」


もう抗わない。

だってもうとっくに私の全ては貴方に囚われているのだから。


こくり 小さく頷いて、

真っ直ぐ私だけを映すその瞳に吸い込まれる様に。

私は瞼を下ろし自らを委ねる。


貴方に支配される為に・・・



  *


こうして貴方の長い腕に優しく包まれていると。

先刻までの事が何だか信じられない。

指でつっつくとしなやかに跳ね返す筋肉を感じる。


どこに居てもすぐに分かる、よく通る大きな声。

みんなに好かれる屈託のない、太陽の様な笑顔。

遠くからでも人混みの中でもすぐ見つけられる背の高い貴方。

そんなの、ほんの一部でしかない。


褥での貴方は、深い甘い声で愛を囁き。

その大きな手で私に未知の快楽を与え続け。

貴方は私の全てを、心も躯も余すところなく掌握していた。


並んで立つと、貴方の顔は私の遙か上にある。

それが今はこんな近くにあって。

柔らかいくせっ毛も、実はずっと触ってみたかった。


気持ちよさそうにすぅすぅ 寝息を立てている。

美しく逞しい胸の筋肉が上下する。

私の視界も一緒に上下する。


「ふふ・・・」


こんな時に女の子より先に寝ちゃうなんて、

本当なら有り得ないのかも知れない。

だけど、貴方だから・・・

寝顔まで愛しくて堪らなくて。


日々休みなく日本中を飛び回っている貴方が。

歴史の教科書では必ず赤字で書かれる貴方が。

今私の目の前で、無防備に眠っているその姿が。

本当に心を許されているんだと実感できる。


「毎日ご苦労様です」


顔を見て、声に出して言ってみる。

前髪を梳く様に掻き上げて、

その広い額にくちづけたいんだけど・・・


眠っているはずなのに、私の躯はしっかり抱き締められていて、

ほんの少しも動く事が出来なくて。

そろり そろり 抜け出そうと試みるも・・・


「何しよる気じゃ?おまんは?」


「きゃあっ!」


薄目を開けて、にやり と笑う。

眠っていたのはどうやら本当らしく、

ほわり 大きな欠伸をひとつ。

それからまた私を、まるで抱き枕の様にきつく抱きかかえる。


気怠そうに行われるその一連の動作に、

何故だかとても男臭い色香を感じてしまって。

ひとりでに顔に熱が集まる。


「夜這いでもする気じゃったか?」


くるり 躯を翻すと、あっと言う間に私に伸し掛かる。


「ちょうどええ。わしもおまんも何も着とらんき」


再びいつもと違う貴方に出逢えそう・・・











~Between The Sheets with Ryoma~












Love you all xxx ドキドキ