浪花艶噺 ~Tales of TSUYA~ -34ページ目

浪花艶噺 ~Tales of TSUYA~

俊太郎さまの姿を借りた浪花女の妄想ブログです。
女性ホルモン絶賛捏造中!!!

せっかく戻って来たのでちょっと紹介www



まずこれ、外箱です♪
さりげなく書いたR18www



で、この中に8冊入ってます。

こんなのが。

和綴じ、ハマる~~!!!


KIMG0463.JPG

中はこんなん。

フォントもちょっと拘って「和」な感じ。

フリー素材をちょこちょこ挟みつつw


KIMG0464.JPG



でした~♪

これ、どうしようかな・・・

家に置いとくの、なんかこっ恥ずかしいwww



ではでは7人目いきますよ~w








慾~BTS~⑦









いつからの事だっただろう、胸に燻るこの想い。

気付いた時にはもうひとりでは抱えきれなくなっていて。

己の心に振り回される日が来ようとは・・・


その綺麗な頤を掬い上げ、愛しいくちびるに丁寧に紅を挿す。

他の男の為にいそいそと身支度を整えるお前に・・・

日に日に堪え難くなる胸の痛みをひた隠しにしながら。


黙ったままのお前は縋る様な眼差しで俺の手を掴み、

その小さく可憐な顔に咲かせたばかりの朱い花を押し付ける。

手の甲に残る朱い花弁・・・


「・・・ほんに、あんさんは・・・」


溜息をひとつ、くちづけをひとつ。

そんな顔、しないでくれ・・・


「かなんな・・・・・ほんまに」


もうひとつ、またひとつ。

もう、止まらない。


くすり 笑いを零すお前が小指で俺のくちびるをなぞる。

きゃしゃな指先が朱く染まる。


「綺麗…すごくお似合いですよ?」


何なんだ、俺にどうしろと・・・

俺はこの置屋の楼主で、お前は遊女なのだから。

目の前で綺麗な弧を描くくちびるに噛み付く。


「ちぃと、黙っとり」


触れ合わせたまま、喉奥に注ぎ込む言葉。

恍惚とした表情で瞼を伏せるお前が、舌で応える。

時折甘い吐息を漏らしながら。


どれほどの間、そうしていたのだろう・・・

はた、と我に返る。


「あかん、ここまでや」


これは己に言い聞かせる言葉。

藍屋の主人に戻る為の。

手離したくないお前を、笑顔で送り出す為の。


跡形も無くなってしまった紅を挿し直して。

背中をぽん と軽く叩いて促す。


「早う行っといで。花里らが待っとるやろう」


名残惜しげに振り返るお前が言う。


「まだ、くちびるに紅が・・・」


そう言って、手を差し伸べる。

こんな愛しい娘をどうして他の男の元へ行かせよう?


「構へんよ、このままで」


「えっ?どうして?」


「今宵わての隣にあんさんが戻るまで、

まじない代わりに置いときます。せやから・・・」


差し出された手を引き寄せ、耳許で囁く。


「誰にもこの紅を乱させてはいけないよ」



  *


あ、またやってる・・・

最近頻繁に首を傾げたり、肩を回したりする貴方。


「あの、肩凝りじゃないですか?」


「ん?何やの?かたこりて?」


あ、肩凝りって現代の言葉なのかな?


「ちょっと私に背中を向けて座ってくださいませんか?」


「こんでええの?」


ぴしり お手本の様な正座に暫し見蕩れながらも。

いつもこんなだから、そりゃ方も凝るよね、と納得する。


「脚は崩して、もっと楽にしてください」


楽に・・・そう言えば、とお座敷での事を思い出す。

旦那さま方は大抵お酒を飲んでリラックスすると、

着物の襟元を緩めたり、酔うと上半身だけ脱いだりしている。

そうだよね、私も着物はやっぱり疲れるもんね。


「上だけ脱いで頂けますか?」


「はぁ?脱いだら・・・ええんか?」


何だか訝しげな顔をしている。

現代では両親に良くマッサージしてたから、少し自信がある。


「大丈夫ですからっ!」


「や、大丈夫・・・て・・・まぁ、任せます・・・」


私は意気揚々と、マッサージを始めたのだけれど。

何だか様子がおかしいような・・・

両親の反応とは明らかに違う。


「あの・・・気持ち良くないですか?」


「気持ちええと言うか・・・ほな、交代や」


「えっ?あ・・・っ?」


さすがに着衣のままだけど、襟元を緩め素肌に触れられて。

それだけでもドキドキするのに、更に肩や腕やと揉み解されて。

知らずぞくり 背筋を走る感覚。


「なぁ?気持ちええ、やろ?」


後ろから耳を食み、注がれる甘く低い音色。

それだけで私の真ん中ははしたなく蕩けてしまって。


「誘うてはるとしか思われへん・・・」


乱れた襟元からするり 滑り込む手がやわり 膨らみを捉え。

気付けばいつの間にか帯まで解かれていて。


「なぁ?あんさん按摩の心得があるん?流派は?」


「えっと・・・流派・・・?」


貴方は盛大に溜息をついてから。


「座敷で、否、わて以外の男にこれ、やったらあきまへんえ?」


鋭い、だけど濡れた瞳で私を捉えて。


返す言葉は、貴方に飲み込まれる・・・



  *


「気ぃついた?」


「・・・ん・・・・・えっ?」


どうやら私は気を失っていたらしく・・・

その事実に気付き、忽ち頬に熱が集まる。


私を気遣う様に優しく覗き込む貴方の表情・・・


僅かに眉を寄せ、

微かに微笑み、

仄かに目許を朱に染めて・・・





いつだって大人で余裕たっぷりで隙の無い貴方の、

そんな少し弱みすら見える、複雑な表情は初めてで。

改めて愛しさを覚える。


「加減出来んで・・・堪忍」


いつからか私の首の下にある貴方の腕が私を抱き寄せ、

もう片方の腕で、全身でふわり 包み込まれる。


安堵した様に瞼を軽く伏せくちびるを弧にするその表情が、

まるで無くしたぬいぐるみを見つけた子どもみたいで。

幼気で純粋で、堪らなく可愛くて。

私は貴方の名前を呼んでその頬に手を伸ばす。


貴方の瞳。

貴方の鼻。

貴方のくちびる。


何て愛おしいんだろう・・・

そう思いながら貴方に触れる指が止まらない。

そこで漸く気付くなんて・・・


「んっ・・・えっ?・・・・・ぁんっ・・・」


「そないな事するから、また大きなってしもたやん」


「・・んっ・・・だって・・・まさか・・っ・・・」


「気付かれてへんかったとは・・・心外やな」


私の中で再びその熱を膨れ上がらせる貴方。

先刻まで気を遣る程愛され尽くした私の躯は、

それでも尚、痛いほど貴方を捉えて離さなくて。


「まだ欲しいて言うてはる・・・」











~Between The Sheets with Akinari~










と言うわけでw

この挿絵は昨年の企画の時に描いてもらったものです♪

複雑な表情がめっちゃステキでしょ??


マイダーリン、オコのブログはこちらでっす!!!

→ NICCIMO SACCIMO









Love you all xxx ドキドキ