浪花艶噺 ~Tales of TSUYA~ -19ページ目

浪花艶噺 ~Tales of TSUYA~

俊太郎さまの姿を借りた浪花女の妄想ブログです。
女性ホルモン絶賛捏造中!!!


この話は続きものです。


こちらよりどうぞ→

            









BLです。

苦手な方はお気を付けくださいませ。
















「それはさ、錯覚だよ、恵」


「はっ?何だよ、それ?」


言葉とは裏腹に、落ち着いた優しい声の悠。



「ネットで知り合った、離れたところに住む友達とさ。

やっと会えて嬉しくて、でもまたすぐに会えなくなる。

それが淋しいと感じるのはさ、当たり前な訳で」


何だよ?

何言ってんだよ?


「だけどそれは恋なんかじゃない。

落ち着いて考えて?俺、男だよ?

街で手すら繋げない、スネ毛だって生えてる」


だから?

だから何だよ?


「家族にも、友だちにも紹介出来ない。

人目が気になってデートも楽しめない。

それに・・・お前とおんなじもん付いてんだぜ?」



そっか。

やっぱり実際会ってみなきゃ分かんないもんだな。

悠は男らしくて、寛大で、芯が強くて、優しくて。

もちろんそれは変わってないんだけど。

こんなに繊細で、心配性で、臆病なところもあるんだ。


ダメだ。

ますます好きになった。


「悠?もう気は済んだ?」


「えっ?」


「他に俺に言っとく事、ない?」



少しの間躊躇って、ボソッと。


「だ、だってお前、怖がってたんじゃ・・・」


「はぁっ?いつ?何で?」


「店で突き飛ばしたしさ、

  さっきも必死で目瞑って、震えてたじゃん」


俺のせい、か・・・

いろいろ勘違いしてるけど、俺がそうさせたんだ。

でも、じゃあ・・・?



「部屋での事は、さ?何か緊張しちゃって・・・

  悠の事怖がったりなんてするもんか」


で、店で突き飛ばしたのは、だな・・・

逸らされる瞳に訴えかける様に呟きながら、

悠の首に腕を回し引き寄せる。


コツン 額と額を合わせ、ぴたり 静止する。

しっかりと、視線が絡まり合うのを確かめて。

そのまま、悠のくちびるを人差し指でなぞる。


「イケナイ事、考えちゃったからだよ」



あ、もう止まんね。

何か言おうとしてる悠のくちびるに。

ちゅっ 触れるだけのキスをする。


やっぱり柔らかい。

もう一回。

うわ、気持ちいい。

離れたくねぇんだけど・・・


ふたりきりの部屋に。

互いのくちびるを合わせる濡れた音だけが響いて。

キスの感触だけじゃなくて。

首筋に絡められる腕も。

自然と触れ合う脚も。

くっついて跳ね回るふたりの鼓動さえも。


全てが心地良くて。

もっと、もっと欲しくて。

ずっとこうしていたくて。



「っん、悠ぁ・・・」


自分から出た強請る様な声にちょっとびっくりしながらも。

もっと、触れたくて。

もっと、繋がりたくて。


悠のくちびるを舐めて。

立ちはだかる歯列を舌で突っついて。

ナカへと侵入する。


強張る舌を擽って宥めて。

誘い出して絡まって。

解けて、蕩けて・・・


ヤバい。

良すぎる。

勃つ。



さすがにそれはまずいんじゃないだろうか。

一応今日初めて会ったわけだし。

それに俺、知識とか全く・・・


昂るあまり打ち震える己の両手を、

なけなしの理性で必死にコントロールして。

何とか悠の身体を引き離す。


「んっ・・・恵・・っ?」


気怠そうに俺を見る悠の朱に染まった頬と、

その上にある熱に潤んで蕩け切った瞳が。

ズクン 俺を一気に追い立てる。


「ごめっ!ちょ、トイレっ・・・」


跳ね起きてトイレへと急ぐ俺の片手を。

ぐいっ! 悠の手が掴まえる。

そのまま思い切り引っ張られて。



バランスを崩した俺はベッドに倒れ込んだ。


「だーめ。恵、ひとりでヌこうと思っただろ?」

悠が俺の上に覆い被さって来るから逃げられなくて。

とりあえず隠したいのに、それも出来なくて。

目で確認するのも憚られるほど恥ずかしくて。


両腕で顔を隠して。


「だっ、だってさ、節操無くて恥ずかし・・・」


悠の腕の間で、小さくジタバタするしか出来ない。

数秒の後、フッ と小さく笑う気配がして、

腕の隙間から悠を覗き見ると。


バチッ と目が合って、慌ててまた腕を翳す。



「そんなに恥ずかしい?」


落ち着き払ってそう聞くから。

うんうん って何度も頷いて。


「じゃあ、俺のコレも節操無いと思われんだなー」


俺の片手を顔から剥いで、導かれるソコ。

固いものに指先が当たって、

思わずビクッ と手が震える。


「な?一緒だろ?」


や、確かに一緒だけど・・・

恥ずかしいもんは恥ずかしいんだよ。

寧ろ男ふたりこんなで、これからどうすんだ?



「さて、これからどうしよっか?」


聞ーくーなーよーー!!!














to be continued・・・














Love you all xxx ドキドキ