↓ 突如あったかい春になったので、ミッチェル308を持って、

  里川に出かけてみましたw

 

なかなか春が本格的にならないな~、などと思ってたら、突然の春の陽気に。

 

こりゃ、川に行くしかねえべ、って事で、

近郊の、いつもの里川へ。

 

今日、釣り場に向かう電車の中で聴いたアニソンは、

tacica の 「aranami」

 

乗り換えの高尾のホームからの桜

 

中央本線に乗り換えて、

いつもの、ホームから「山の上のラブレター」が見える駅で降りて、

トコトコ歩いて、トンネルをくぐると‥

 

カタクリの花がお出迎え

 

これは、何の花なんだろう‥

 

そして、いつもの、過去に何度も、河川工事されまくって、

川の景観としては、まったく渓流としての趣のない、里川の下流部に到着。

趣がない上に、ヤマメの魚影もうすいのだけれど、

自分はなぜかこの川が好きで、34年連続して通っているww

 

今回のタックルは、

自作の振り出しグラスルアー竿5.6フィートに、

最初期のミッチェル308

 

このミッチェル308は、

リールフットのアルファベットのないシリアル番号からすると、

おそらく1960年代に製造の模様で、

自分と同じカンレキ過ぎか、あるいは、それ以上の年齢の模様ww

中古で5000円で購入時は、もうすでに瀕死の状態で(笑)、

まずローターが塗装が醜く剥げてボロボロだったので、

中古で500円の、台湾製308の塗装の丈夫なローターに差し替えし、

銀メッキがボロボロだったベールの塗装を全部落として、ピカールで研磨して、

地の真鍮の色がむき出しの、ゴールドベールにして、

さらにベールアームに、セロテープで保護膜を貼った上に、

エポキシの肉盛りをして、成形、塗装して、

ベール周り糸がらみの防止の改造をしたもの。

ベールスプリングも自作の物に差し替え。

ミッチェルのインスプールタイプのリール、308・408を、

現場で使う時の、いちばんの致命的欠点である、

ベール周りの糸がらみについては、

ベールアームの上部の端にある、

ラインローラーをベールアームに固定するネジの頭が、

ベールアームの外側に、少し飛び出ているために、起こるものだが、

その少し飛び出たネジ山を、ヤスリなどで削って完全になめて、

まっ平らにしてしまうのが、一番いいのだけれど、

そうすると、ラインローラーが永久に取り外せなくなり、

それが摩耗して糸溝ができても、交換ができなくなってしまう‥

(↓下のスカイブルーみたいに、ラインローラー固定のネジが、

  内部のサビなどで、ベールアームに、完全に固着してしまい、

  もう取り外しできない状態になってしまっている場合は、

  ベールアームのネジ山をつぶして、抵抗のない平面にしてしまうのが、

  ベール周り糸がらみ防止の、一番の近道なんではあるが‥)

 

今回はこのカンレキリールと、

ロートルカンレキ野郎との、スーパーぽんこつコンビ(爆)

わざわざ、このリールにしたのは、

昨日、けっこうな雨が降り、増水して川の流速が速くなってるだろうから、

水中でのルアーのリトリーブに、高いギア比で巻きの早い408より、

初期308の、低いギア比4.3:1の、遅いラインの巻き取りのほうが、

サカナがルアーに追いつきやすくて、

食いつき易くなってええかな?なんて思ったから。

 

ルアーは、いつもの自作スピナーJKB60の3グラム。

ブレードのカラーは、いつもの金色でなく、

大雨後の、ほどほどの笹濁りの時には、金色より釣果のあがる、銀色を選択。

今回もその選択は正しくて、

全てのサカナはこのカラーでヒット

 

釣りを開始。

とても良い陽気だが、川岸の風景は、まだ新緑がなく、冬のまんまの光景。

ポイントにスピナーをキャストしてから

初期ミッチェル308の、ハンドルを回した時の、ストレート・ベベルギアの、

『ゴワ、ゴワ、ゴワ、ゴワ~』という独特の音が、

なんともレトロで温かいww

 

雨上がりで、まだ水温も低いが、

意外と魚の反応はチラホラある。

しかし、なかなかヒットには結びつかず….

 

野生のサクラがキレイ

 

あでやかなサクラたちに見とれる…

 

 

あれれれ、しかし、

この、釣りではなく、あきらめの「お花見モード」は、

去年の釣り不調時の、「花鳥風月」に逃げ込むパターンじゃないか!と

ちょっとアセるww

 

しかし、そんな不安をよそに、

このポイントで、今年最初のヤマメ。

 

小ぶりだが、キレイな魚体。

今日は、ボウズ覚悟でここに来たので、早めに1匹目が来てくれてウレシイ。

去年の、体調も不良で、釣りも不調だった時は、

その年の6月になって初めてルアーで釣れたのは、10cmのおチビさんだったので、

それに比べれば全然うれしいww

 

次のポイントで二匹目のおチビさんがヒット。

 

 

次に支流の、細流を探るが、反応は薄い‥

支流では、魚のかわりに、タンポポさんと、つくしさんがお出迎え。

 

 

川の本筋に戻ると、

このポイントで、いい反応があるが、ヒットせず。

しかし、その上のポイントで

ナカナカの魚体のヤマメさんがヒット。

野性味があり、メリハリのある体色と体型に、しばし見とれる…

 

 

 

春の枯野に、凛として咲く花

 

次の魚道のような、階段状の堰堤で、

4匹目のヤマメがヒット。

とても引き味の良かったヤマメ。

そして、去年このポイントの川岸で見かけたサボテン君も、まだまだ健在ww

なんか、赤い実のようなものもつけて、去年より増殖、繁栄している感じの、

毎秒、毎日が「崖っぷち」のサボテンくんww

↓ちなみに、去年のサボテン君は、こちらで見れますww

 

 

次の、大きい堰堤でも、数匹のヤマメが反応。

その中で釣れた一匹も、小ぶりだけれど、元気な引きだった。

 

その、堰堤上の小さなプールで、ライズ発見したので、

スピナーを投げると

最後は、「大親友」のカワムツ君が締めてくれましたww

ここのカワムツ君は、余裕で20cm越えに育つ。

 

そのポイントの上にあった、自分が30年以上なじんたポイントのプールは、

堰堤工事のため消滅。

川の景色は、変わり移ろいやすいもので、

でも川の安全のためだから致し方ない。

堰堤工事現場にいきあたり、ここで納竿。

 

最後は、タンポポさんに、締めてもらいました。

 

今回は、カンレキ野郎と、カンレキリールの、

最弱ぽんこつコンビで、

かつての全日本プロレスの世界最強タッグに出場したら、

最下位まちがいなしのコンビでしたが、

幸運にも、ボウズを回避して、

楽しい春の日の釣行となりましたww