これは子どもの頃から強く感じていたことだ。診断を受ける前、言語化できない段階でも、モヤモヤとしたコミュニケーション上のつまづきが多かった。
何で同級生と仲良くなれないのだろうか?
みんなができることが、自分には出来ないのかな?
人と違う何かがあるけど、何でこんな目にあわないといけないのか?
発達障害当事者として、講演活動を始める前、当時の振り返りをするため、学生時代の先生たちに連絡を取って聞き取りをした。特に印象的なのが、
"年齢の近い男子とのコミュニケーションが苦手なのは、何故だろうか?"と、小学5年・6年時の担任は感じていたらしい。
同級生とのコミュニケーションがうまくいくようになったのは、中学進学後から。キーパーソンになる同級生が複数人いて、何とか同級生の輪に入ることができた。
しかし、自分は明らかに変人。変わり者。疎外感や違和感、孤独感が消えることはなかった。
今も引きずっている問題だ。
表面的には人とのコミュニケーションができるようになったけれども、根本的には苦手なのだ。