マイノリティ関係のことに取り組み、気づいたことがいくつかある。
その中で、「孤独死リスク」について考える機会があった。
都市部のようなゲゼルシャフトな社会において、孤独死のリスクが上がってしまうのは、やむを得ないことなのか。地域コミュニティとのつながりの薄い多くの住民が住む地域では特に・・・。これも経済原理だろう。
閉鎖的な地方で生きにくさを感じたマイノリティが、都会に自由を求めて吸い寄せられる。
そうなると、孤独死のリスクが高まる。
ここで断言できる。
独身者やLGBT当事者、発達障害当事者、DV被害者など、さまざまな理由で都会に流入して、地域社会や親戚などとの繋がりが希薄化した人達が、あと10~20年もすれば中高年層になり、孤独死のハイリスク群となる。
社会保障や人権、格差問題、地域コミュニティ再生の問題、高齢社会などの問題について、もっと本腰を入れて対策を打つべきだと思う。
「孤独死の時代」は、確実に迫っているのだから。
いや、もう突入しているのかもしれない。