昨年は東西ドイツの統一から20年の節目の年でした。
オレが小学3年生の頃にドイツは統一されベルリンの壁が崩壊しましたが、当時のニュースを覚えています。東西ドイツの統一から冷戦構造の崩壊が一気に進み、ソ連の解体にもつながりました。自分が小学生のころに使っていた教科書や地図の一部は、まだドイツが東西に分かれていたのも記憶にあります。小さいころから社会科が好きだったので、アスペルガーな私はマンガで読む世界史や地図帳を見るのが好きでした。
さて、東西ドイツ統一後の課題も、秋から冬の時期にかけては時々取り上げられますが、いまだに旧東ドイツ地域と旧西ドイツ地域の経済格差は、根強くあるみたいです。
西ドイツよりも東ドイツの方が優れていた点もかなりあったようですが、結局は西ドイツに吸収されるような形の統合だったため、東ドイツの良い部分がつぶされちゃったみたいです。社会主義国は、実は男女平等って資本主義国よりも早くからされていたとか、医療サービスや託児サービスも充実していたと聞きます。西ドイツと東ドイツの良い部分をうまく活かしながら統合していくってこと、なかなか難しかったようです。
それと、今のドイツの政権中枢で活躍している人って、旧西ドイツ出身でほとんど占められているようです。旧東ドイツ出身はメルケル首相くらい。たしか、メルケルさんも東と西を割と自由に行き来できた特殊な立場でした。
東ドイツの人々は、西ドイツ側に自由と経済的繁栄を求めて、西ベルリンにどうにかこうにかして入りこもうとした話、時々テレビで放送されていました。統一された今でも、経済的に裕福な旧西ドイツ地域へと人口が移動している現状を見ると、まだまだ冷戦は終わっていないなって感じたりもします。
日本の隣の朝鮮半島も、いずれは統一されるにかな？と思いますが、ドイツ統一よりもはるかに大変だでしょう。経済格差が東西ドイツの比じゃないからね。
東西ドイツの統一をお手本に、朝鮮半島も統一できないだろうか？という論点、あるようですが20年前よりもはるかに大変なことが起こりそう。そしてその問題は、日本にも大きな影響があると思われます。なんせ隣国ですから。この周辺地域の安全保障にも深くかかわるし。
なーんてこと考えちゃいました。
今回のブログは、ちっと堅めでした。