叔母が亡くなった。
私が子供の頃は
商社に勤める叔父の赴任に伴ってちょくちょく海外で暮らしていた叔母。
海外事情を教えてくれたり、
変わったお土産くれたり、
ちょっと皮肉を込めたようなおもしろい話をよくしてくれるひとだった。
震災の時はひとりで江坂のマンションに泊まりにも行ったっけな
お通夜に参列するにあたって、
今日はたまたま朝からネイルの予約。
うーん、どうしよう。。
お通夜やんな…
うーん、やっぱりオフするべき
しばし考えて、
いや、おばちゃんなら絶対
そんなん気にすることあらへんアンタきれいにしてんのになんで取らなあかんの
ええやんしておいでーや
と言うに決まっている
と思って、
でも私なりの弔いの気持ちも表したいし、
モノトーンのペイントネイルでお願いします
とネイリストさんに予め連絡しておいた。
シンプルなドットが
私にとっちゃ逆に新鮮です
こんな感じ、初やで
こうしてこのドットネイルのまま会場へ向かい、
叔母の妹であるもうひとりの叔母も、叔母の末妹であるうちの母も
ええやん
おばちゃんも絶対ええやん言うわ〜
と言ったのだった。
ですよねー
(そんなんとんでもないとおっしゃる方も当然いらっしゃると思います
これは私と叔母の話、としてお読みいただけましたら幸いです
)
ひとが亡くなることは確かに淋しい。
施設にいた叔母には
コロナ禍で全然会えてなかったし。
ただ
ちゃんと寿命を全うしたひとの死は
ありがとうの気持ち以外ないなーと。
メイの時もそうだった。
いつか自分もそっちへ行くまで
まぁよかったら見守っててよね〜
それにしても。
久しぶりに見た叔母の顔は
おばぁちゃんそっくりだった。
てかおばぁちゃんやん言うたわ。
なんでしょう、
ひとのDNAというものは
人生の中盤までなかなか違う様相を呈していたとして
行き着く先同じということなのか
穏やかであたたかな夜でありました