今年は例年より梅雨入りが遅く、やっと九州地方が沖縄に続き梅雨入りしました。
天気予報では、ここ伊豆もあと1週間くらいで梅雨入りの予報で
うっとうしい日々が続くと思うと憂鬱になります。
梅雨入り前のお休み、しかも晴天。
前から気になっていた「池の里」の散策に出かけました。
池の里は、大室山の麓に位置する里山で、田園地帯です。
その歴史は、約4000年前の噴火によって流れ出した溶岩が、
南側にあった深い谷をふさぎ、「せき止め湖」ができました。
この湖が、現在の「池」の名の由来になっています。
この「せき止め湖」の田園開発が江戸時代から始められ、
明治以降の排水トンネルの整備に よって湖は消滅しました。
干拓によって生まれた水田は、四季を通じて美しい里山風景を楽しむことができます。
明治2年に排水トンネルをつくり、干拓して作られたのが現在の「池盆地」です。
生涯学習センターに車を停めて散策開始です。
まずは、センターの裏手から。
平安都城碑:隧道(トンネル)工事の記念碑とも呼ばれ、
池の人たちの永年の悲願であった隧道工事は、
明治2年4月に着工し、明治3年4月に完成しました。
その先には水門があるのですが、
工事のためダンプの出入りが激しく断念し県道に戻り龍渓院へ。
小さなお寺ですが山門は「登竜門」と言われ、
立身出世や物事の成功にご利益があるそうです。
庭園の池には錦鯉が、エサも売ってました。
道伝いに北上、大室山を右手に見て進みます。
この角度から大室山を見ることは今までなく、すごく新鮮でした。
山間の集落感満載です。
そして山上神社へ到着。生涯センターから約1kmです。
山神社は、山林、殖産、五穀豊穣の守護神で、きっと池地区のシンボルと思います。
境内はさほど大きくありませんが、伊東市指定の銘木があり歴史を感じさせる神社でした。
ここには駐車場とトイレがあり、脚力に自信のない方はここを起点とするといいと思います。
この神社には、上皇陛下ご夫妻も訪れたそうです。
ここから、池の水田が始まります。
目下、田植え時期、田んぼには水が張られ一部には田植えが終わってました。
その田んぼの中には、オタマジャクシとメダカ。久しぶりに見ました。
子供のころは、すごく身近だったのですが・・
花菖蒲園を目指し、さらに進みます。
途中にこんな石碑が「耕地整理の碑」。
今のような田園地帯とするには、大変な苦労があったことが石碑に刻まれています。
生涯センターから約2km、「伊豆高原 花菖蒲園」に到着です。
「花菖蒲園」の紹介は次回とします。
S.Y
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