4月に撒いた籾(もみ)が芽を吹き、育った苗を田に植えて数か月、
青々としたその苗は黄金色となり、いよいよ稲刈りの時期となりました。
台風が来る前の日に行う予定だったのですが、朝からの雨であえなく中止。
その後の台風が直撃したため倒れてしまった箇所もあったのですが、
雨が上がった後の風とその後の快晴である程度乾いたと判断し、実施となりました。
※土が濡れていると、機械がうまく動かなかったり田んぼにはまったりしてしまい、
穂が濡れていると品質が落ちたり乾燥させる機械に入れることができなかったりするので、
お天気の続いた日に行うのが一般的です。
大きなコンバインが入るので、入口周辺や角の部分は鎌で刈って脇に置いておきます。
台風前に準備をしておいたので、数日前に刈ってあった稲はすでに色が変わっています。
台風前(稲刈り4日前)
稲刈り時
上記の準備が終われば、後はコンバインと熟練の腕にお任せ。
バリカンのようにすいすいと進みます。
以前の日記で、倒れた稲を寝癖が如く縛って起こしておく、とご紹介しましたが、
そのままではさすがに刈り取れないので、機械が来ないうちに解いておきます。
そうこうしているうちにハイスピードのコンバインは仕事を終えていくので、
タイミングを見計らって脇に置いてある稲を機械に運びます。
この部分に稲を乗せると・・
ぐいーんと進んで・・
穂だけを取って残りを裁断し、排出します。
また、一部の稲は裁断せずに残します。
乾燥させて藁にするためです。
しばらく刈り続けると、コンバインは満腹と言わんばかりにビープ音を鳴らすので、
移し替えを行います。
色んなことをしつつも、着実に刈り取りは進みます。
そして、さっぱりとしました。
※写ってはいませんが、トンボ、カエル、それらを狙った鳥などでごった返しています。
これで終わり・・と思いきや、川を挟んでもう1面あったりするので、
そちらの様子とお米のその後についてはまた次回にお伝えします。