平成22年1月10日 午前6時 ここ伊東市八幡野地区のどんど焼きは、八幡野港の波打ち際で行われました。
寒いかな~っと、覚悟して行ったのですがとても暖かくて大感激。
溶岩がつくった入江を利用して造られた小さな港。青緑に輝く灯台の灯り、岬の松、沖に浮かぶ伊豆の島々、空には月とたなびく紫雲そして朝焼け・・・。
何もかもがパーフェクトで、まるで映画のセットのような美しさです。
どんど焼きは、お正月にお迎えした歳神様をお送りする日本の伝統行事。
地方によって、「どんどんさん」、「さんくろう」、「さぎちょう」、「おんべ焼き」などと
呼び方はさまざまなのだそうです。
お正月に飾った門松やしめ縄、玄関かざりなどを持ち寄って、三角柱に組まれた青竹のやぐらにくべて燃やします。
本来は小正月にあたる1月15日に神事として神社で行われるものだそうですが、現在の伊東ではどの区も各町内会と子ども会が中心になって3ヶ日明けの日曜日に行われているようです。
町内の男衆がやぐら組と火の係り。女衆はトン汁やお汁粉、甘酒などを用意して振舞います。子供たちは町内をまわってどんどに来られない家のお飾りを集めてまわり、あとは見学と食べる係り。
あかあかと燃え上がる炎とともにお帰りになる歳神様に手を合わせ、今年一年の無病息災をお願いします。
すっかり、燃え終わった頃、大島の三原山から朝日が昇ります。
自然の中での暮らしは、自然を敬う心を回帰させてくれますね。
自然が豊かで、美しい日本ならではの伝統行事。ぜひ、来年はご一緒に。