今日は夜回り先生こと、水谷修先生の講演会に行ってきました。いつもテレビなどでは拝見していて、叶うならいつかご本人の講演を聞きにいきたいと思っていました。
先生は福岡県内でも夜回りをされていて、博多駅周辺・久留米・中洲・北九州などの地理や夜の青少年の状況をよく把握されており、驚きました。近くに住んでいる私たちが知らないのに、横浜の先生の方がお詳しく、恥ずかしささえ感じました。現場主義の先生だからこその説得力あるお話でした。ドラッグやリストカットの問題をはじめ、心を病んでいる子供たちの何と多いことでしょう。大人の世界の縮図である子供の世界に、現代日本の抱える問題のしわよせが行っているのでしょう。水谷先生はその根本的な問題は日本人の攻撃性にあるという内容のお話をされていました。父親から攻撃された母親が子供を攻撃し、子供は居場所や生きている意味を見失ってしまうということです。
日本は世界第2位の(1位は北朝鮮)性風俗産業大国であり、またいじめを始めとした差別大国として、近年国際連合から名指しで非難されています。ちゃんと新聞にも載っているのに、それを知らない国民が多すぎると思います。
さらに本人達は無意識なのですが、人や自分のことをさげすんでギャグにして笑いを取ることでコミュニケーションの手段にしている人が多く、逆に自分と違うことをする人を受け入れきれません。そしてテレビのお笑いがそれに拍車をかけています。みんなが無意識にそれを当然と思っている問題なのです。西洋が一番と安易に言うつもりはありませんが、逆に西洋では自己に尊厳を持っている人が尊敬されます。
日本の近代化に付随してついてきた、そんな心の貧しさや思いやりのなさは、よく日本ではアメリカナイズと混同され軽視され、そんなの時代遅れだと思われがちですが、西洋は決してそういうものではないことのひとつの例であり、その思いこみを正さない国家の思惑もあるということです。これは某隣国の愛国心ゆえの日本攻撃とあまりレベルの変わらない話しです。そのように国民を煽った方が、国の経済が活発化するのです。
開国当時のアメリカ人に「生活は貧しくても心豊かで愛すべき人種」と形容された日本人の大らかさ、優しさ、思いやりの深さはどこに行ってしまったのでしょうか。
悲しいことに日本は他の国から見るとカミカゼや侵略戦争のイメージが大変強く、私もそれを外国人に指摘されて戸惑った経験が何度もあります。私たちはそれを教科書で習っていませんから、外国で侵略の写真など見せられてしまうと、それはもう、大変なショックです。しかしながら、留学生活で他人を褒める文化に慣れて帰国すると、日本人のそれにつながる攻撃性はとても目についてしまいます。私も職場などで「日本人って怖い」という想いをすることがよくあります。人を攻撃して悪口を言い合うことで、仲間意識を強くして、すっきりするなんて、日本女性の品位は、そんなにも下がってしまったのでしょうか。それとも、自分達で無意識のまま下げているのではないでしょうか。それを隣で聞いている子ども達は、学校で何か気に入らないことがあるなど自分たちの欲求不満を、そんなお母さん達の真似をして、かけがえのない友達の攻撃に転換し始めないでしょうか。子供の世界では、仲の良かったはずの友達が、実は一番怖いということにもつながりかねない現象です。これでは人を信じるどころの話ではありません。
水谷先生は、最後に言葉による感謝と思いやりの表現の大切さ、そしてそれが人を通じて伝わることの大切さを語っておられました。これからの将来をになう子ども達をどう守るのか、心の問題も危険から身を守るための大きな課題であり、日本をすみやすい、本当の意味での先進国の仲間入りが果たせるような社会のたねまきをして行きたいものです。子供を安心して育てられるように。
※文章中、筆者の未熟さから問題発言など不愉快な箇所がありましたら、ここにおわび申し上げます。