ここ数日、シティバンクの個人部門の売却が新聞報道で取り沙汰されています。2年ほど前にはHSBCも日本から撤退しました。


シティの場合は日本法人になっており、HSBCより日本人には馴染みがあり、当然預金保険制度の対象にもなっていたのに、やはり日本のメガバンクに対抗するのは難しかったのだろうと思います。


外銀が日本へ進出した大きな理由は、当然彼らが持つ海外網の活用はあったと思いますが、何よりも1500兆円に上る個人資産の取り込みを目論んだのではないかと推測します。

ところが、十分な金融資産を持つ富裕層はコンサバな人が多く、外銀への抵抗感や、投資への意欲が非常に低かったため、当初の目的が達せなかったのではないかと思います。


邦銀の個人部門はATMの手数料や振込手数料などの手数料収入で多くの利益を上げているので、外銀の規模では到底太刀打ちできなったのだと思います。また、日本人は投資教育を受けられる機会が少なく、投資を投機と混同している人も多々いて、投資に関してはかなり未成熟な国であったと言うことも外銀の誤算ではなかったのではないでしょうか。


私個人にとっては大変困った問題で、若干の資産が海外にある関係で、帰国後HSBCに口座を開いたのですが、数年で撤退で口座閉めなければならず、今度はシティに口座を開いたのですが、どうもこれもまた閉めなければならなくなりそうです。