前回まで税制改正について書いてきましたが、まだその内容が不明確な点も多々あるので、今後も注意深く見て行きましょう。
さて、アベノミクスを裏打ちするような日銀の大胆な金融緩和発言で、この一週間は株価の若干の上げ渋りや円安も歯止めがかかったかに見えますが、先月初め、ブログに円安・株高のことを書きましたが、あれ以降も日経平均は1000円、為替も5円前後円安が進んでいます。
一体全体、今後株高・円安の動きはどうなると思われますか?
経済好転による明らかなる賃金上昇が見えないうちに、一部では円安の影響から輸入物価の高騰で経済への悪影響が出始めていて、二本目、三本目の矢の効果が出る前に失速してしまうのではという声もあります。日本国内だけではなく、一見落ち着きを取り戻しているかに見えるユーロ圏の財政危機問題、中国の成長率鈍化、NYダウが史上最高値を更新してはいるものの財政の崖問題やボストンマラソンの爆破事件のようなテロへの不安などからリスクオンからオフへの動きが出る可能性も否めません。
又一方、今の13000円台の日経平均はまだまだ高値ではないと強気に市場を見る人もいます。2002年から2006年までの小泉政権下では8000円台の株価が17000円台まで上昇しており、アベノミクス効果が本当に良い方向に動けば確かに夢物語ではないかも知れません。
このようにいつの時代も市場の先行きなど不透明なものだと認識することが大切だと思います。今まで預金等の安全資産だけで運用していた人も色々なマスコミからの情報などから、インフレが起こったらそれに対抗するためには、ある程度のリスク資産への投資をと考え始めていると思います。インフレ対抗策を色々考えている間に、あれよあれよというスピードで株価は上昇してしまい、買うタイミングを逸している方もいるのではないでしょうか? 今から買ったら結局高値掴みになってしまうのではないかと思い躊躇していませんか?プロではない限り、一番の安値で買って、一番の高値で売り抜けるなどということはできないと肝に銘じられたら良いと思います。
株式や債券、投信といったものは常に価格が上下するものです。そのような金融商品に投資するには時間分散を是非考えて下さい。よく言う『ドルコスト平均法』です。定額購入法ですが、金融商品を買う場合に一度に買わず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続的に購入する方法です。安い時にはより多くの口数を、高い時にはより少ない口数を買う訳で、平均購入コストより価格が上がれば利益が出るのですから一方的に価格が下がらなければ、大方の場合、投資効果が上がるはずです。この方法であれば買うタイミングをピリピリ探す必要もないわけです。
これで少しは気楽に投資する気分になりましたか?時間分散と合わせて国際分散、資産クラスの分散も忘れずにやれば、非常に健全な投資運用になると思います。