今日、日経平均は午前中にリーマンショック前の水準を上回り、為替も円安が進行して94円台に突入しました。一方アメリカではNYダウが史上最高値を更新しています。
こんな市況からリスクオフからオンへの動きがますます加速されるのではないでしょうか?永年塩漬けになっていた株や投信からようやく脱却できる状況になり、多くの投資家の笑顔が見えます。
しかし、この好況も残念ながらまだ実体経済の回復が見えていないので要注意です。円安で一部輸出業者等の採算が良くなったり、株高で企業の財務体質の改善がなされてはいるものの、実需が増え、経済成長率の伸びが明らかに見えている段階ではありません。
一方、米国の状況を見ても、株価が史上最高値をつけても、過去最高値の時と比べてみると、未だ失業率は高止まりですし、経済成長率も低いと言わざるを得ません。財政悪化から、歳出削減に動き始めています。 又、ヨーロッパではイタリア等ユーロー圏の財政問題は解決されていない状況で、いつ問題が再燃してもおかしいくない状況です。
要は実体経済に裏打ちされたリスク資産市場の好況ではないということを肝に銘じる必要があると思います。これからしばらく右肩上がりで良くなるとは限りません。何かがあればいつでも市場が反転する可能性があります。
そこで皆さんに気を付けて頂きたいのは、リスク資産への投資はあくまで自分のリスク許容度の範囲内で行って下さい。又、過去にも何度も申し上げましたが、リスク商品への投資に回すお金は、まず6か月程度の生活資金と使途が決まっている金額を除いたあと残っている金額の範囲内で是非考えて下さい。
市況が反転せず落ち着いてくれれば良いのですが、今のように急激な動きがあると必ず揺れ戻しがあるのではと危惧します。