社会保障制度の改革は国民会議に先送りしての消費税増税が衆議院を通過しました。

あらためて現在の制度を見ると、現下の一般国民の就業スタイルにそぐわない制度となっているのが良く分かります。

国民年金、健康保険制度等々、今から40年ほど前、日本経済が高度成長をして、専業主婦のいるサラリーマン家庭が標準的家庭で、国民年金、国民健保に加入するのは日本の国力を下支えした元気な中小企業主が主体でした。

でも今は、長いデフレ不況下で、夫婦共稼ぎが一般的になり、国民年金、国保に加入する個人事業主も非常に厳しい経済状態にあり、現制度制定時には想像できなかったほどの大量の非正規雇用者が国民年金、国保に加入しています。

厳しい経済状況で収入が年々減少して、ぎりぎりで生活している非正規雇用者にとって、国民年金保険料、国民健康保険料は大変な負担になっています。こんな状態では自身のライフプランの実現など夢の又夢になりかねません。

ファイナンシャルプランナーは、各個人のライフプランの実現のための経済的助言、サポートをするのが仕事ですが、現状では本当にぎりぎりのところで生活されている方達へのサポートのすべがなくなってしまいます。

社会保障制度の改革は着手してから、完全施行されるまでに時間のかかるものです。時代背景にマッチした新しい制度を一日も早く決めてもらいたいものです。本当に安心できる制度が出来れば、現在高齢者が抱えている老後資金も放出され始め、経済が活性化する可能性が出てくると思います。