前回の続きです桜

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 挫折の夜。親への謝罪。


その夜は家に帰らずに、夜中まで公園で泣きながら母親に電話をかけました。


その日はものすごく寒い日だった。それでももう、凍えながら泣くことしか私には出来なかった。


自分は本気で変わろうとしていたこと。本気で挑戦したかったこと。生半可な気持ちではなかったこと。たくさんの人や物や環境を手放して、そしてたくさんのお金を払って、ここにきたこと。
それなのに、あとちょっと頑張るとか、あと1日だけとか、そんなことも言えないぐらい、この瞬間を生きることが苦しくなってしまったこと。
自分で選んで、自分で挑戦したのに、こんなことになって情けないし、申し訳ないということ。

今までたくさんお金をかけて育ててもらったのにごめんね。成功者になれなかった。キャリアが途絶えた。もう、何も頑張れなくなってしまった。


全部自分でも信じられなくて、それでもなんだかもう全てがどうでもよくなって、とにかく苦しくて、今生きているだけでギリギリで、電話で全て吐き出す私に、がんばったね、辛かったね、と声をかけてくれる母親。

あの電話がなければ、私は本当に今いたのかなあと思うぐらい、あの時はもうボロボロでした。正常な思考はできなかった。消えてなくなりたい、ただそれだけの、絶望しかない、そんな感情だった。