私はいつも子ども達をコントロールしてきた。


「勉強しなさい」

「明日の準備は?」

「早く寝なさい」

「片付けて」


それが母親の役割だと信じていた。

「子ども達の為にやってるんだから」と大義名分を掲げて、偉そうにあれこれと指示してきた。


本当に、自分が偉いと思っていた。

当たり前に、子供達が下で、未熟な存在だと見なして見下していたと思う。


私は親だから、子供達よりも成熟していて、知識もあり、間違えた事など無いと、高を括っていた。


「自分スゴイ」を当たり前に信仰していた。


でも本当は、私は自分に自信がない。


不安や恐怖を常に抱えていて、それが臨界点に達しそうになると、パニックになる。


世界と対等に向き合う事など出来ない。

怖い。

不安だ。


私という存在を認めてもらうには、実際の私はどこまでも弱くて、惨めな存在だと、自分が誰よりも自分を見下している。


だから子ども達を使って、安心を手に入れようとする。


子供達を利用して「自分スゴイ」を強化していたのかもしれない。


コントロール欲求の裏にあるのは、私の弱さ。


「私は自分だけの為に存在して良い」と思えないから。

私は自分の内に飼っている不安や恐怖を誤魔化す為に、子供達を利用して駆け引きをしているのかもしれない。