息子はここ数日、家で楽しそうに鍵盤ハーモニカを演奏している。


テストが思いの外うまくいったらしく、自信がついたのか、私に自慢気に披露してくれる。


…私がこの世の終わりのように思っていたのは、幻想だったのか。


小学生時代、私は授業で失敗する度に自己卑下を強めていった。


声が小さい、と教師から怒られた事。


音楽の授業中、皆の前で一人で歌わされた時、緊張のあまり歌詞を間違えた事。


→みんなにゲラゲラ笑われて、サーッと血の気が引いた。この世の終わりだった。


消えてなくなりたかった。


失敗→笑われる→相手に見下された!

という思い込み。


失敗→恥→自分に価値が無い

という思い込みを、今も信仰している。


小学生の頃も、今も、同じように自分を卑下している。


だから息子の失敗も我慢できない。


私は、失敗を乗り越えてこなかったから。

失敗する度に萎縮して、自分を卑下してきたから。


こうやって書いていても、

自分の事ばかりで嫌になる。


私は、失敗してきた自分を消してしまいたいんだ。

惨めな自分を、見たくないんだ。