ズーム全盛の昨今において、
単焦点レンズのメリットを語るのは、ある意味難しいことなのかもしれない。
利便性や描写性能等、総合的に考えれば、どうしてもズームが優位に立ってしまうからだ...。
古くから写真をやっている年配の人の中には、未だにズーム嫌いな人も少なからずいる。
それは多分、
昔のズームレンズは性能が良くなく、値段が高かったため、アレルギーを持っているからかもしれない。
でも、今はプロの現場でも、メインはほとんどズームレンズであることが多い。
ただ、突き詰めて考えれば、高級単焦点レンズの性能は、やはりズームの比ではなく、
可変式の焦点よりも、専用設計された焦点距離のものの方が分があるのも確かである....。
数値上のデータ等が同格であっても、
あえて単焦点の魅力を考える場合、それは、おそらく表現力や雰囲気的な差ではないだろうか....。
構成レンズの枚数も関係してくると思う。
ズームは多く、単焦点は少ない。
当然枚数が少ないほうが、光の透過率は高く、よりヌケが良くて素直な描写になるだろう。
ただ、問題なのは、
古い単焦点レンズと最新のズームレンズを比べた場合だ。
おそらく解像度やコントラストなどは、昔の単焦点よりも、今の安いズームの方が上だろうと思う。
そうなると、古い単焦点のメリットは、今のレンズに無い“甘さ”や“味”になるような気がする...。
まぁ、何でもかんでも、
当たり前に良く写る今のズームは、面白味に欠けるのだろうね....(- o - :)
結局は、“表現力”という曖昧な逃げ道でしか語れないのが、何だかもどかしい.....(^ ^:)