今でこそ、ズームレンズは当たり前の存在で、
むしろ単焦点レンズのほうが特別感が強いように感じるけれど、
MF時代のフィルム一眼レフでは、ズームレンズのほうが圧倒的に高かった....。
望遠レンズの定番は135mmや200mmの単焦点で、
80~200mmなんかの望遠ズームは、高価で高嶺の花だった気がする....(^^;)
当時の技術では、まだまだズームレンズの性能はいまいちで、
特に広角域から望遠域までカバーするレンズは、単焦点に比べればかなり酷かった。
ただ、望遠ズームに関しては、比較的設計が容易で、性能的にも安定していたので、
定番的な存在のズームレンズになりえたのだと思う。
定価だけを見れば、非常に高価だったが利用者は多かった印象だ。
そんなMFの望遠ズームレンズだが、今では中古店でも、まともに値段がつかないゴミ扱いである。
大きくて重くて、ピントは合わせづらく、そこそこ解像力はあるが、ボケ味はきたない....。
実用的な側面で考えれば、断然AFの方が使いやすいので、
アダプターを介してミラーレス等に使う人も皆無である。
オールドレンズ遊びなら、小型で軽い単焦点の標準や広角のほうがずっと楽しめるということ。
たしかに、個人的にも、MFの望遠ズームは使い道がない。
今AFでは大人気の70~200mm F2.8クラスの高性能ズームだって、
もしMFだったら、利用者がどれだけいるのか疑問である。
今では完全に役目を終えた感のあるMF望遠ズーム....。
気の毒だけど、中古カメラ市場では、いずれ消え去る運命なんだろうね.....(- _ - ;)