昔、まだ広告屋の若手Dだった頃、
伝説の老カメラマンが外部スタッフの中に一人いました.....。
取材(対談物)が得意な人で、
人柄もあってか、あらゆる有名人のポートレートを撮っていたように思います。
特筆すべきは、その機材の少なさと、それをカバーしてしまう職人技!(ノ゚ο゚)ノ
たしか、カメラは使い込まれたニコンF一台のみで、
レンズは、50mmと35mmの2本だけ......( ̄□ ̄;)
三脚やストロボは使っている姿を見たことがありませんでした。
ほとんど室内での撮影だったはずでしたが、
ライティングはいつもアイランプ(写真電球)一灯のみ........!!
それだけで絶妙な光を作り出してしまう.......。
もちろんスタジオなんて無縁なようで、
被写体の家や職場に出向いて、どこでも撮ってしまう人でした........(^o^;)
それでも写真は素晴らしかった!
モノクロなのに、まるであたかも色がついているかのような表現力だった気がします。
見る人のイマジネーションが無限に広がるような写真と言えばいいのでしょうか.......。
あらゆる機材を揃えて、
完璧な絵作りを目指すカメラマンは当時でもたくさんいましたが、
その人よりも、いい写真を撮る人はほとんどいなかったように思います.......(-。-;)
少ない機材でも、自己のスタイルを貫いて、身体の一部のごとく使いこなす.......。
魂が宿る写真って、そういうものなのかもしれないと思いました......。
表現を広げるためと称して、
機材をやたら増やしていった自分が、とても恥かしく思えたものでした........σ(^_^;)
ただ.......、
その恥かしさは、〇〇年経った現在も継続中のようで、
機材が減る気配は一向にありませんが.........(;^_^A