こんにちは


赤坂葉子です


ヨーコさん物語 第3話です



楽しみに待ってる!って言ってくださる方が


ちょびっと出てきて・・・びっくりしてます 笑



< 昨日までの話 >


1話 ヨーコさん物語「結婚」☆1st

 http://ameblo.jp/maple316/entry-12075799938.html



2話 ヨーコさん物語「結婚」☆2nd

 http://ameblo.jp/maple316/entry-12076081773.html



では、3話





結 婚




18歳から20歳、東京での独身貴族生活は


父の突然のお迎えによって、あっさりと終わった


独身貴族といっても、当時の私の給料は手取りで確か


11万円から12万円くらいだった



そこから、6畳+3畳ほどのキッチンの市川の駅近アパートの


37,000円 の家賃を払っていた


大阪本社の会社の、東京支店勤務で、


東京の給与水準よりちょっと低く、


東京の物価が少しきつい


しかも高卒なので、同期より安い給料だった



自炊、お弁当を持っての出勤

慎ましいOLだった


OLという響き自体がもう懐かしすぎる 




若い若い私に 彼氏と呼べる人が出来


恋愛真っ只中の慎ましいけど、楽しいOL生活


それは、突然終わることになった



理由は2話で書いたとおりだ



その急な展開について、彼とどんな話をしたか


もう記憶にない




市川のアパートを引き払って鳥取に帰ったのはたしか4月


それからすぐ、5月の連休だったと思う


彼は東京から鳥取へ車を運転して会いに来てくれた


10時間あまりのドライブ


一緒に軽井沢や、スキーに行った懐かしい赤い車で




東京から先輩が来る、と話したら


母が張り切ってお料理をし、もてなしてくれた



私の実家で母の手料理を食べながら話が弾む、


でも、彼氏がやって来た、と言う体ではない


特に何ということもなく、会食は終わった




見送った後、父がニコニコしながら言った


お前は東京に2年いて、結婚する男も捕まえられんかったのか・・


情けないなぁ・・・



20歳の私には解らないニュアンスだったけど、


父はどこかホッとしたのではないかと思う


残念そうに、嬉しそうに、だったような気がする




そして、その後二人の時に彼は言った



結 婚 したい と




残念なことに、私は


その素敵な場面の台詞もシチュエーションも、


何一つ覚えていない



ただ、結婚したい、迎えに来た


と言ってもらったことだけを覚えている




そして 私は戸惑った


結婚ということが、どうしても自分の中に


しっくりと入ってこなかった



応えることが出来なかった


お断りしたのではない、解らなかった




若かった私は逃げ腰になった


追われたら逃げる、よくあるあの図式



話したことは覚えていないけれど、


彼の寂しそうな、悲しそうな姿だけが心に焼きついている




東京に帰った彼から手紙が来た


辛い気持ちが書いてあった



私はまだ迷っていた


今は、応えられない、と悶々としていた



しばらくしてまた手紙が来た


結婚します、別の女性と


と書いてあった



そんな風にして終わった恋


少しの間悔やんで、泣いたことを覚えている





今になって思い返すと


当時の彼は26歳


とにかく結婚したかったのだと思う




気持ちに寄り添い、話し合う、ということが出来ない


まだ20歳の私だった




その頃から、私は地元のみんなと一緒に過ごすようになった


それは、1話に書いたとおり




そこで、出会ったのが、私が結婚した相手の人だ



(つづく)