翌日15時頃、叔父叔母と病室に入る。


HCUという重症患者室という部屋にいた。

近くにいつも看護師がいる。


鼻に管。

腕から栄養剤の点滴。

おなかにチューブをさし、腹水を抜き、

尿管から直接排尿。

オムツ生活。


話はほとんど叔母が。

痰がでるらしく、ひたすらティッシュで拭っていた。

頬はこけ、ひげはボーボー。

白目は黄色くくすみ、腕が細い。

足はむくんでパンパンだった。


昨日の記憶はないらしい。



およそ1時間ほど、ベッドのそばで話を聞いていたが、

ほとんど同じ言葉の繰り返し。

「意識を失うってこわい」

「口が渇くんだ」



その合間にぼそっと


「葬式の準備はよろしくな」


何言ってんの!


とその場をやり過ごしたけど、

病室を出たあとに、葬式ってどうして?

と叔母に質問したら、通院していた病院で余命宣告をされていたとのこと。

それも、かなり問いただして、やっと言ったと。


叔母も最近知ったようだった。




余命宣告。

薬は35日分まとめて。




これって、医者もさじを投げたってこと?


でも叔母は、

この病院の先生はまだ詳しい検査もしてないから

なんともいえないって言ってるから、

その検査結果が出るまで様子を見ようと。



余命宣告されてたのに、

周囲には何にも言わなかった。


心配させまいとしたんだね。



とりあえず、その日は熱を出した娘が心配なので、

自宅に戻った。