皆さんこんにちは。めーぷるんでございます。
今回は久しぶりの鉄道ネタ。先日5/18に惜しまれながらも引退した、アストラムラインの6000系電車について、写真とともに思い出を語る回にしたいと思います。
後半戦は昨年(2024年)の夏の終わりに友人と撮影に行ったときの撮影記をこの機会にお届け。
当時ブログにしようと思っていましたが、結局書かずじまいだったので、引退に乗じて筆を執ろうと思います。
まずはアストラムラインと6000系電車について少々。
アストラムラインは広島市中心部の本通から安佐南区の広域公園前を結ぶ全長18キロ強の新交通システム(AGT)路線。正式名称は「広島高速交通広島新交通1号線」です。
広島市を中心とした第三セクターである広島高速交通が運行しています。
6000系は1994年のアストラムライン開業に合わせて導入された車両。「60系」と呼ばれることもあります。
1993年から94年にかけて第1編成～第22編成が製造され、1998年に第23編成が増備されています。
製造は新潟鐵工所(現 新潟トランシス)、川崎重工業、三菱重工業の3社に分けて行われ、第1編成～第9編成と第20編成～第23編成が新潟鐵工所製、第10編成～第16編成が川崎重工業製、第17編成～第19編成が三菱重工業製となっています。
1編成6両で、制御装置は高周波分巻チョッパ制御。営団地下鉄(現 東京メトロ)なんかで馴染みがあったあの音です。(←伝われ)
新交通システムなので、走行は操舵機構付きのゴムタイヤによるもの。
車両のデザインはGKデザイン総研広島が手掛けており、座り心地のいいシートやシンプルな車内デザイン、掴みやすいつり革など工夫が凝らされています。
そんな6000系ですが、製造から30年余りが経過し後継となる7000系による置き換えが進み、今年2025年の5月18日のラストランをもって引退しました。
6000系はアストラムライン開業時からの車両ゆえ、物心ついたときから馴染みのある車両。
小さい頃から鉄ちゃんで乗り物好きだった私はよく祖父とこの6000系に乗って、長楽寺にある広島市交通科学館(ヌマジ交通ミュージアム)に行っていました。
交通科学館で行われていたアストラムラインの企画展にも足を運んだ記憶があります。早押しクイズ大会に出たのもいい思い出です。
あと、確か交通科学館主催の車庫見学会的なのにも行ったことがあります。確かはがきで応募して抽選で当たったような…。
小学校低学年か中学年の頃でしたが親戚のミラーレスカメラを借りてもっていった記憶があります。車庫内で6000系を撮影した記憶があるのですが、データはどこに行ったやら…。
6000系は運転席の後ろにシートがあるので、ここに座って前面展望や運転士さんの運転操作を眺めるのが好きでした。ちなみにこの写真は数年前に広域公園前から6000系に乗った際に撮ったものです。確か陸上の大会帰りだったかな？
これも先程の写真を撮った日に撮ったもの。
アストラムは城北駅を使うことが多いです。アストラムは新白島駅から本通駅までが地下区間。
地下区間で6000系の高周波分巻チョッパの音を聴くのが好きでした。いい感じに響くんですよね。
そんな6000系の車内も写真がありました。
グレーとコーポレートカラーの山吹色がアクセントの車内です。つり革の形が特徴的ですがこれがなかなか持ちやすいんですよね。
実は実家に廃車発生品のつり革があったりします。大切にもっておきたいですね。
グレー基調の車内は30年前の車両とは思えないスマートさです。
昔は広島地区のJRは国鉄型ばかりだったので特に6000系の車内はかっこよく感じたものです。
エアコンは車端部から吹き出すスタイル。天井には吹き出し口がないので夏は少し暑く感じることもあった気がします。
そんな6000系の写真ですが乗ったときにケータイで撮ったものはいくらか見つかりましたが、ちゃんとカメラで撮影したものは1枚しか見つかりませんでした。
新白島駅を飛び出すところです。奇しくもサンフレッチェ広島ラッピングでした。
2017年の撮影だったので、もう8年前。中1の頃でしょうか。
新白島駅ではJRのコンコースから広域公園方面に地下区間から上がってくる車両を見ることができます。
昔はワイヤーのフェンスだったか何もなかったかで簡単に撮影できましたが、今はガラスが設置されていてカメラを思い切り持ち上げないと躱せないので、チビの私にはちょっと撮影は厳しい感じ。
こんな感じで思い出はたくさんあるんですがまともな写真が1枚もないまま引退しちゃったら死んでも死にきれないぜ！！！ということで、昨年の夏の終わりに友人と撮影に行ってきました。
行ったのは2024年の9月27日。9月の終わりとはいえまだ残暑が厳しくよく晴れた日でした。
そうは言っても9月の終わりですから、8月みたいに家から一歩も出たくないレベルの暑さではなく、まだ撮影の気力は出せる気温だった気がします。
友人と午前中は軽くドライブして遊び、お昼ごはんを食べて午後から撮影をしました。
まずは大塚駅に。ここでは広域公園方面行きの電車が午後だと順光で撮影できます。
コンクリートの軌道をくねくねと走るところを撮影できます。こうやって見ると結構アップダウンがありますね。
ちなみにブログの冒頭に載っている編成写真もここで撮影しています。順光の編成写真を撮るなら大塚駅一択でしょう。
ガラス越しですが、クリアに撮影できました。
大塚で撮影したあとはほぼ同時に入ってきた本通行きに飛び乗って毘沙門台駅へ。
ここで広域公園から折り返してくる6000系を待ち伏せます。
毘沙門台駅に入線するところを縦位置で。
山を切り開いて作った街を走るアストラムらしさが際立つカットになったと思います。
そのまま振り返ってケツ撃ち。
広島のベッドタウンをまるで空中散歩しているよう。
毘沙門台で撮影したあとは、広域公園方面の電車に乗車。長楽寺に向かいました。
長楽寺はアストラムの車庫がある駅。
車庫への引き込み線があるので、それをうまく絡めて撮影できないかなあと思い撮影地に選びました。
本通から折り返してくるのを待つので、ある程度時間がありのんびりロケハンできました。
結局、車庫への引き込み線の真下あたりで撮影。
広角で大胆に引き込み線の高架をフレーミングしました。雲ひとつない晴天の青空にアストラムの山吹色が映えるカットになりました。
長楽寺で撮影したあとは、本通行きに乗って城北駅に。
城北駅を走り去るところを撮影しました。
地下区間はやっぱり雰囲気最高。最後に自分がアストラムでもっとも馴染みのある駅で撮影できて良かったです。
6000系最後の夏にいい記念になる撮影ができました。
6000系とはこれでお別れというわけですが、ヌマジ交通ミュージアムに嬉しい展示が。
6000系の座席がいつの間にか置かれていました。
あの独特な座り心地のシートに座ることができます。これは嬉しい！
また機会があれば交通科学館に遊びに行ってこのシートに座り、6000系を懐かしみたいと思います。
そんなわけで、6000系の思い出をダラダラ語りました。
特にオチも何もなく3000文字も書いてしまったのですが、最後までお付き合いいただいた方は本当にありがとうございました。
ではではこの辺で。
ばいばい。
