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息子が薬剤師になるまでの約6年間を振り返って書いています。

現在の息子は、病院薬剤師1年目です。




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『いたたまれない気持ち』お越し頂きありがとうございます息子が薬剤師になるまでの約6年間を振り返って書いています。 現在の息子は、病院薬剤師1年目です。 こちらの続きです↓『留年かも…リンクameblo.jp


波乱の前期期末試験が終わりました。

再試験の結果、留年者が10人ほど出てしまったようです。


息子の友人や研究室の同級生は、何とか再試験で残ったようで、息子も安堵していました。


しかし、やはり薬学部の留年率の高さには驚きを隠せません。


⚠️身バレ防止のため具体的には書けませんが、息子の卒業大学は、全国の薬学部レベルではちょうど中間くらいか若干中間のやや下くらいの学校です。
(卒業率60%強)

■公表データ参照■
文部科学省のHPに「各大学における入学試験・6年制学科生の修学状況等」というページがあり、各年次の進級者数、入学者に対する標準修業年限内の卒業者及び国家試験合格者の割合、6年次の卒業留年の割合など公表されています。


試験が終わったら、少し帰省できるのかと思ったのですが、コロナ禍で延期されている卒論発表会がいつ行われるのかも分からないし、大学から提出物や課題を出されるかもしれないし、帰れないと息子に言われました。


実は、試験後に大泣きしたことが引っかかっていました。

試験が出来なかっただけであんなに泣くだろうか…

それに、試験に通った時の電話の声も暗かったし。
なんとなく、勘のような気付きがありました。

「帰省できない」と連絡を受けてから1週間後に心配になって息子に電話をしました。

私からかけても出ませんでした。
胸騒ぎのようなものを感じたのですが、折り返しかかってくるのを待ちました。

すると、夜遅くなって息子から電話がありました。

すごく暗い声で話し始めたと思ったら、泣き出しました。
「誰とも話さず、外出もせず、真面目にアパートにこもって勉強だけしている日々が辛い」
と、真面目過ぎる故に感染予防のために買い物すらもほとんど行かないようにしていた息子は、鬱になりかけていました。

翌日、仕事が休みだったので迎えに行くことに決めました。

本当は、医療従事者である私は、職場から県境をまたぐ外出はしないように。県外在住者との接触はしないようにと言われていました。

しかし、息子の命に関わるのでこっそり連れてくることにしました。

真面目過ぎる息子も
「ダメだよ、県外に出ることは許されない。こっちにいないと大学にバレたら困る」
と頑なに言っていましたが、メンタル面の方が心配だと説得して、迎えに行きました。

大学構内は試験後はまた立ち入り禁止になっていたので、同級生たちも内緒でちらほら帰省しているようでした。

公共交通機関を使って帰省した人もいたらしいです。世間では、Go To トラベル事業も行われており、旅行なども再開された時期でした。

観光地の人の多さにテレビを見てびっくりしながら、医療従事者の自分には関係ないと感じていました。

そんな状態の夏の終わり、息子を家に連れて帰りました。もう、心がボロボロでした。






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