前回の「カナダ移民になりました!」の続きです。
ランディングをするためにアメリカ・ニューヨーク州にあるオグデンズバーグに向かう途中、乗り換え先のプレスコットまでバスで向かっていた私たち![]()
![]()
プレスコットの町に到着したにも拘らず、運転手によるアナウンスもない不意打ちの停車に困惑して、下車するタイミングをすっかり逃してしまいました![]()
私たちの様に初めてバスに乗るお客さんもいるだろうに、あれでは停車駅なのか運転手の都合で一時停車しているのか不明確で、本当に不親切だ
と、このサービスの悪さにはジョエルも憤慨していましたが、時すでに遅し。。
運転手に抗議したところでバスが引き返すわけではないので、気持ちを切り替えて次の方法を考えることにしました。
次の停車駅は約1時間先のキングストンです。
この高速バスは日に何本も出ているわけではないので、キングストンからバスでプレスコットまで戻る選択肢を取ることはできません。そうなるとキングストンからはタクシーに乗って戻るしか方法はないということになります。
そして追い打ちをかけるように、ランディングの時間が押してしまうことになるため、帰りに予約していたプレスコットからオタワまでのバスにも間に合わないということが判明![]()
よって、
キングストン→オグデンズバーグ(約1時間半)
オグデンズバーグ→オタワ(1時間強)
を全てタクシーで移動しなければならないということになってしまったのです。。
バスのチケットを無駄にした挙句、こんなに長距離のタクシー使用なんて、いったいどれだけかかるのか
重い空気のバスの中で、これからのことを考えてしばし無言になる二人なのでした![]()
*
キングストンに着くと、そこはちゃんとした停留所になっていて、停留所の建物の反対側にはタクシー乗り場がありました。
恐る恐る一番前に並んでいるタクシーに近づくと、そこに運転手の姿はなく辺りを見回すと列に並んだ他のタクシー運転手と談笑しているようでした。
ヨレヨレの洗いざらしの紺色のTシャツに、これまたヨレヨレのベージュのパンツを履いた、白髪交じりのヒョロっとした小柄なおじさん
一見して、タクシーの運転手には見えないような出で立ちをしたそのおじさんは、私たちの姿に気がつくと近づいて来て、「お客さん、乗ります?」と聞いてきました。長距離になるが大丈夫か確認したところ、「大仕事だ!
」とばかりに張り切って引き受けてくれることになりました。
そしてタクシーに乗るなり、
「私はポールと言います。運転は私がしますが、この車はこれから目的地に到着するまでお客さんの車です。トイレに行きたいとか、喉が渇いたとか、冷房などなんでも言いつけてくださいな」
と人懐っこく言ってくれました。
良い人そうで良かった、とホッと一安心。。
実は私、過去に高速道路で怖い経験をしたことがあり、それ以来速いスピードが苦手です![]()
数年前に比べたらだいぶマシになりましたが、それでもバンバンスピードを出す高速は苦手で、特に車間距離の短い運転には耐えられません![]()
なので、自分が耐えられそうになくなった時に、「少しスピードを落として頂けませんか?」とお願いしやすいような、優しい雰囲気のある運転手さんであることは、私にとってとても重要なことなのです。
今回の運転手ポールさんは、その点とっても社交的で気さくな人のようだったので、助かったーと安心して乗り込むことができました。
そして、いざ出発![]()
バスでの痛い失敗を忘れて、気持ち新たに再出発だ~![]()
・・・というもの束の間、ポール、スピード出す出す![]()
まるでカーチェイスでもしているかのように、正に「車と車の間を縫って」という表現がぴったりのダイナミックな運転
どうやらポールは話好きらしく、私たちを楽しませようと、娘さんが日本好きでいつか日本に行きたいと思っていること、友人が日本を旅行したことがあって大層日本びいきであること、そんなことから自分も日本に親しみを感じていることなどを話してくれるのですが・・・ もう私の耳にはそんな情報が入って来ず、もう恐怖を耐えるので必死![]()

私が恐怖で会話に全く集中できない横で、ジョエルはポールと楽しそうに日本の話をしていたのですが、ポールは車線変更しながらも、何度もバックミラーでジョエルの顔を見て相槌を打っているので、私は前の車に追突するんじゃないかとハラハラして気が気ではなく
本当に無事にランディングをすることができるのか、はたまた生きて高速を降りることができるのか、とっても不安な私なのでありました![]()
つづく。。

を使って行くことに決めていました。
」とジョエルと二人不思議に思っていましたが、もう既にプレスコットの町に入っていたので、すぐに停留所に着くだろうと思っていたのですが・・・







