前回の「運転手ポールの人柄に惚れる、の巻」の続きです。
やっとのことでアメリカ・オグデンズバーグの国境に到着した私たちは、恐る恐る国境警備員にカナダ移民のランディングに来たことを伝えました。
ポールのパスポートが無いことでトラブルが起きたりしませんように・・・
窓口には3人の警備員が居て、私たちにパスポートを出すように言いましたが、訳を話してポールはパスポートが無いことを伝えると、とりあえず身分証明書を出すようにとの指示がありました。
第一印象では一見お調子者に見えるポールが、
「まさか今日ランディングのお客さんを乗せることになるとは思ってもみなかったもんでさ。普段からパスポートなんて携帯してないしねぇ。。」
とペラペラと喋るもんだから、余計に怪しまれたりしないかと、ちょいと不安になったりもして
そしてタクシードライバーのライセンスを確認した警備員は、3人で内輪会議をした後、「まぁいいか」といったような軽い感じで入国を許可してくれて、私とジョエルのパスポートとポールのライセンスを預かり、そのまま車でオフィスの反対側の入口に回ってそこからオフィス内に入るように指示を受けました。
ふぅ~。。難関を突破した~![]()
オフィス内に入ると、そこには先ほどとは別の事務員の男の人と女の人が一人ずついました。
男の事務員へランディングに来た旨を伝え書類(CPR)を手渡しましたが、なんだかとっても横暴な感じの人で、同僚の女の人に対しても感じ悪く、オレ様態度。。
ポールがトイレを貸して欲しいというと、「外に出てすぐの建物だ。タバコは吸えんからな。余計なところをうろつくんじゃないぞ」って、嫌な感じー
こういう時、ほんと一言言ってやりたくなっちゃうんですが、こんなところでトラブルを起こしてもいいことないし、こっちは永住権を人質に取られているような状況だしなぁ。。と思ってこらえました。
「オレ様」が一通り書類手続きを終えると、私たちに一緒に外に出て車に乗るように、と言いました。
オレ様 「そこの通路をぐるっと回って、オレが立っているところまで運転してこい。そこで書類とパスポートを返却するから。」
この時にオレ様が手渡してくれる書類は、アメリカへの入国拒否の紙です。
今回はランディング手続きのために国境に来たので、書類上「一度アメリカに入国して、入国拒否をされてカナダに引き返す」という形を取るのです。
普通このタイミングで、「入国拒否の書類を渡すけど、これはランディングのための書類であって、次回以降アメリカに入国する際に、何か問題になることはありません」的な説明を受けるんですよ。
でもオレ様は一言もそんな説明してくれませんでしたYo
ぶー![]()
気を取り直して・・・
オレ様から書類を受け取った後は、カナダ側に戻ってカナダオフィスでの手続きです。
カナダ側のオフィスでは、入国拒否の紙とパスポート、そしてCPRを提出して、移民についての簡単な説明を受け、10分程度で終了しました。
こちらはとっても和やかに対応して頂き、「Congratulations!」と言ってくれました
*
長い道のりだったランディングの手続きが無事に終了し、これで晴れてカナダ移民となったのでした![]()
手続きを終えてポールの元に戻り、後はオタワに帰るのみです。
ポールは私が無事にランディングできたことをとても喜んでくれました。そして「Youはきっとカナダでうまくやっていけると思うよ」と言ってくれました。
オタワまでの1時間強のドライブも、絶好調のポールはずーっと喋りまくりで、時折調子が良くなると前の車との車間距離が縮まっていく運転に、相変わらず怯えながらの帰宅となりました
それでもオタワに着く頃には、こんなに仲良くなったポールとのお別れが寂しく感じて、本当に良くしてもらったなぁと感謝の気持ちがじわじわと湧いてきました。
そして家の前に着いた時に、これでもかと言うくらいたくさんお礼を伝えて、感謝の印にチップもポーンとはずんで渡しました。
こういう時のチップは、いくらはずんでも全然もったいないと思いませんね。むしろお礼を伝えられて気持ち良いくらいです![]()
そして最後に記念写真までお願いしちゃいました
えへ![]()
私の顔はしっかり隠しちゃいましたが(笑)
ランディングという大仕事を終え、素敵な人との触れ合いもあり、とても良い記念になりました
これで私のランディング記はおしまいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました! 
