前回の「相棒運転手、ポールとの出会い」の続きです![]()
バスを乗り過ごしてキングストンまで来てしまった私たちですが、そこでオグデンズバーグの国境までランディングに付き合ってくれるタクシー運転手のポール
と出会いました。
これで一安心
・・・ かと思いきや、高速道路でビュンビュンスピードを出すポールの運転が怖くて怖くて会話にも集中できない状況になってしまいました![]()
もうダメだこりゃー![]()
と限界を感じたので、日本語でジョエルにぼそっとお願いし、ポールにスピードを落としてもらえないかとお願いをしてもらいました。
するとポールは快く追い越しレーンから移動してスピードを落としてくれました。良かったー。助かったー
「パニックワイフで、申し訳ないね(笑)」
とジョエルが言ってみんなで笑いましたが、この時点でポールに対する信用度がグッと上がりました![]()
と言うのも、今回のタクシー代は「距離と時間」で換算されるのではなく、「距離のみ」で料金が決まっていたからです。
行き先を告げた時点でトータルの料金を提示されていたため、どんなに時間がかかっても追加料金の発生はしないという状況でした。
なのでタクシー運転手としたら、速いスピードで私たちを目的地まで送り届けた方が拘束時間が少なくて絶対良いはずなのですが、あえて「ゆっくり走ってほしい」という、タクシー運転手にとって不都合なお願いをしたにも拘らず、快く引き受けてくれたのです。
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国境に向かう車内でポールから、どうして国境へ向かうのか、またどうしてキングストンまで来てしまったのか聞かれたので、移民申請の手続きのために国境へ向かっていること、そしてバスでの一件を話しました。
するとポールは、「あちゃー、それはバス会社が悪いね。誰もがその土地を知っているとは限らないからね。でもそれと同時に公共の乗り物は個人個人の要望を満たすものではないから、どこまで相手側に求めるかがもどかしいところではあるけどね」
と早口で、でも穏やかに言いました。
ポールが共感してくれたことで、私たちもすっかりバスの件での怒りが静まり、その後はランディングに向けて気を取り直すことができました
それにしても運転中、ポールはとにかく良くしゃべりました![]()
ずーっと止めどなくしゃべり続けているので、集中力が低下した私はもう会話に着いていくのに疲れてしまい、途中から相槌を打つのをジョエルに丸投げしてしまいました
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しばらく運転して国境付近に着いたのはいいけれど、当初地元のタクシーを使用しようと考えていた私たちは、特に自分たちで地図を用意していなかったため、そこからどのように国境に行けば良いのかわかりませんでした。
なんとかカナダ側の税関にたどり着き、ランディングに来たがどこに行けばよいかと聞くと、「このまま道をまっすぐ行きアメリカ側の税関で手続きしてからまだ戻ってくるように」と言われました。
車に戻ってポールにそのことを告げると、ポールは困った様子で、
「国境を越えるならパスポートが必要になると思うけど、今日まさか国境に行くと思っていなかったからパスポートを持っていないんだよ
」
と言いました。
しまったー。
確かに盲点だったわー。タクシー運転手が常にパスポートを携帯しているわけないよなぁ。。と思いながらどうしようかと悩み、ポールにこう伝えました。
「もしパスポートが無いために入国を拒否された場合は、今回はランディングを諦めるので心配しないでください」
するとポールは、
「それはダメだ。こうしてわざわざオタワからやって来たのに、それを無駄にさせるようなことはしたくない。もし自分のせいで入国できないということになったら、自分は車を降りるからあなた達で運転して行ったらいい」
と言ってくれたのです。
ポ、ポール、なんて良い人なの!!
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ここから私たち3人は仲間意識が生まれ、ランディングという任務を全うすべくチーム一丸となって任務遂行を誓うのでありました
またしてもつづく。。(次回最終回です)