運転手ポールの人柄に惚れる、の巻 | メイプル便り from ニューブランズウィック

メイプル便り from ニューブランズウィック

2013年12月からカナダ・ニューブランズウィック州のフレデリクトンに移住し、その後2014年8月にオタワに、そして2015年3月にトロントに引っ越しをし、2015年7月にフレデリクトンに戻ってきました。
こちらでの生活模様をリポートしていきたいと思います!


前回の「相棒運転手、ポールとの出会い」の続きですしっぽフリフリ




バスを乗り過ごしてキングストンまで来てしまった私たちですが、そこでオグデンズバーグの国境までランディングに付き合ってくれるタクシー運転手のポールちいさいおっさんと出会いました。




これで一安心ホッ・・・ かと思いきや、高速道路でビュンビュンスピードを出すポールの運転が怖くて怖くて会話にも集中できない状況になってしまいましたガーン




もうダメだこりゃーショック!あせると限界を感じたので、日本語でジョエルにぼそっとお願いし、ポールにスピードを落としてもらえないかとお願いをしてもらいました。




するとポールは快く追い越しレーンから移動してスピードを落としてくれました。良かったー。助かったーshokopon




「パニックワイフで、申し訳ないね(笑)」




とジョエルが言ってみんなで笑いましたが、この時点でポールに対する信用度がグッと上がりましたアップ




と言うのも、今回のタクシー代は「距離と時間」で換算されるのではなく、距離のみ」で料金が決まっていたからです。




行き先を告げた時点でトータルの料金を提示されていたため、どんなに時間がかかっても追加料金の発生はしないという状況でした。




なのでタクシー運転手としたら、速いスピードで私たちを目的地まで送り届けた方が拘束時間が少なくて絶対良いはずなのですが、あえて「ゆっくり走ってほしい」という、タクシー運転手にとって不都合なお願いをしたにも拘らず、快く引き受けてくれたのです。










国境に向かう車内でポールから、どうして国境へ向かうのか、またどうしてキングストンまで来てしまったのか聞かれたので、移民申請の手続きのために国境へ向かっていること、そしてバスでの一件を話しました。




するとポールは、「あちゃー、それはバス会社が悪いね。誰もがその土地を知っているとは限らないからね。でもそれと同時に公共の乗り物は個人個人の要望を満たすものではないから、どこまで相手側に求めるかがもどかしいところではあるけどね」




と早口で、でも穏やかに言いました。




ポールが共感してくれたことで、私たちもすっかりバスの件での怒りが静まり、その後はランディングに向けて気を取り直すことができました*・ω・*





それにしても運転中、ポールはとにかく良くしゃべりました目




ずーっと止めどなくしゃべり続けているので、集中力が低下した私はもう会話に着いていくのに疲れてしまい、途中から相槌を打つのをジョエルに丸投げしてしまいました苦笑











しばらく運転して国境付近に着いたのはいいけれど、当初地元のタクシーを使用しようと考えていた私たちは、特に自分たちで地図を用意していなかったため、そこからどのように国境に行けば良いのかわかりませんでした。




なんとかカナダ側の税関にたどり着き、ランディングに来たがどこに行けばよいかと聞くと、「このまま道をまっすぐ行きアメリカ側の税関で手続きしてからまだ戻ってくるように」と言われました。





車に戻ってポールにそのことを告げると、ポールは困った様子で、




「国境を越えるならパスポートが必要になると思うけど、今日まさか国境に行くと思っていなかったからパスポートを持っていないんだよあせる



と言いました。




しまったー。



確かに盲点だったわー。タクシー運転手が常にパスポートを携帯しているわけないよなぁ。。と思いながらどうしようかと悩み、ポールにこう伝えました。





「もしパスポートが無いために入国を拒否された場合は、今回はランディングを諦めるので心配しないでください」




するとポールは、




「それはダメだ。こうしてわざわざオタワからやって来たのに、それを無駄にさせるようなことはしたくない。もし自分のせいで入国できないということになったら、自分は車を降りるからあなた達で運転して行ったらいい




と言ってくれたのです。




ポ、ポール、なんて良い人なの!!うるうるドキドキドキドキドキドキ





ここから私たち3人は仲間意識が生まれ、ランディングという任務を全うすべくチーム一丸となって任務遂行を誓うのでありました敬礼







またしてもつづく。。(次回最終回です)