ミカが走っていってしまう姿を、眉間にしわをよせて見ていた。



友情と恋愛、どちらをとるのかと聞かれれば、



そのときの状況にもよるかもしれないけど…、どっちもとる。



だけど今はそんなこといってられないよね!?



ミカ怒っちゃったし!



女の子「あぁーもうっ!」



なんだかこれからどうすればいいのか考える気にもなれなかった。



とにかく学校から離れたいって感じで、1人で家に帰ることにした。



自分がまだ優のコトをすきなのかもわからない。



でも、たぶん好きなんだろうなー、この気持ちは…。



話して1日目でこんな気持ちになるとは――――。






次の日、またもやリンはユカとの約束を破って1人、朝早く来て教室で読書をしていた。



でもなかなか読書が進まない…、なんだか読む気にもなれないーっ!!



女の子「…ハァ」



ガタンッ!!



リンがため息を漏らした瞬間、教室の奥から物音が聞こえてきた。



女の子「なに!?」



ビックリして振り返ると。



女の子「…」



ポカンと口をあけて立ち尽くすミカ。



女の子「ミカ…。 来てたならなんか言えばいいのに」


女の子「リンがため息つくとこなんて、はじめて見た」



そう言ってミカは自分の机に荷物を置いた。



女の子「昨日私があんな態度とったからそんなに悩んでるなら、ごめん。 でもさ…、私たち友達だし…」



ミカ…。



女の子「友達の私としては、いろいろ心配なんだからっ!」


女の子「ごめん…。 でも橋本君は私を信用して言ってくれたんだ。 だから橋本君は裏切れないんだ」


女の子「そうなんだ…。 橋本君のこと、もしかして好きなの?」


女の子「まだ分からない…。 でも好きになる予定かな!」


女の子「エー、それ何よww」



とにかくミカとは通じ合えたようだ。



不安だったけど、よかった。



ごめんね、ミカ。



リンを心配してくれてる気持ちはすごく伝わってきた。



でもリンは、優を好きになってしまったかもしれない…。