いわきアリオス (http://iwaki-alios.jp/)にて開催されたコンサートに行ってきました。
第2回は、『派手?実は地味!?トランペットの世界』
企画・解説・指揮:茂木大輔
ゲスト:N響首席トランペット奏者 津堅直弘さん、都響首席トランペット奏者 高橋敦さん
オケ:面白楽器楽オーケストラ

ゲストは名実共に、現在日本を代表するオーケストラプレイヤーの両氏。

会場は一般のお客さんに加え、中高生の姿が目立ちました。
隣に座った中学生は、明日が吹奏楽コンクール(野球で言う夏の甲子園)の本番にも関わらず、
最後の練習を終えて会場に駆け付けたとの事です。
「顧問の先生に明日コンクールなのにこの時間に帰って来て怒られなかったの?」
との問いには、
「先生が是非とも聴いてきなさい」と言っていたそうです。

素晴らしいですねー。予算獲得の為の吹奏楽大会の成績の向上を目指すのでは無く、地元、そして個人のライフワークとして、大きく音楽の芽を育てようとしている姿勢、そして、アリオスが地域に理解されている関係の良好さを伺えました。
しかも、自分でチケットを購入したそうです。
(当然と思われる方もいるかもしれませんが、自治体によっては、入場者が少ないと次回の予算を獲得出来ない事を恐れて、近辺の学校に無料で配布する文化事業団もある訳です。この差は個人の音楽意識レベルでも明確に差が出てきていますね)
色んな種類の学生服があったのですが、どこも強制では無い雰囲気で、みんな生き生きとした目でコンサートを楽しんでいるのが何よりだと思いました。

2週間前にチケットの問い合わせと、息子の託児サービスの問い合わせをしたのですが、託児は3週間前で締切(x_x;)
と言う事で、前半は奥さんが聴いて、後半は私が聴いてきました。

アリオス大ホール1階
(大ホール。ステージ奥に巨大スクリーンがあります。)

前半は

ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲 第3番
フンメル:トランペット協奏曲 変ホ長調より 第3楽章(津堅さん)
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番 BWV1047(高橋さん)

ホール外のロビーでも、大きなモニターで会場内の演奏を聴く事ができるので、私と息子はそこで観戦しました。
息子と遊びながら聴いていたのでちゃんと聴くことはできなかったのですが、レオノーレはホルンが存在感を魅せ、オーケストラ締めてくれたように感じました。期待感大です。

フンメルでは津堅さんがナチュラルトランペットによる自然倍音の解説や当時の演奏を再現したりと、分かりやすく解説し、本日の主役であるトランペットへの聴衆の興味をより深くするのに一役かっていたと思います。

ブランデンブルクは本当に名演でした(生で聴きたかった。。。)。
池田昭子さんのオーボエ、神田寛明さんのフルートに対し、一切引けを取らない高橋さんのトランペットがおむつ交換をしているトイレの中に響いてました。

洗濯が終わったので、ここで一度アップします。
コンサート後半に続く

<リンク>
いわきアリオス (http://iwaki-alios.jp/)
アリオスペーパー (http://iwaki-alios.jp/cd/app/index.cgi?CID=aliospaper)
アリオスブログ (http://www.voluntary.jp/weblog/myblog/456)