1月28日、サントリーホールへ、佐渡裕氏の演奏するモーツアルトを聴きに行ってきました。ヴァイオリン・ソロは新日フィルのコンマス、西江辰郎氏。
今年は月1で良いのでコンサートに行きたいと思っています。しかし、すでに2月は予定が合わず、行けそうになく、頓挫しそうですが・・・(;^ω^)。
邦人演奏家はほとんど知らないので、初聴きになります。佐渡裕氏はテレビにも出ている有名人で、バーンスタインに師事したことも承知してますが、まともに演奏を聴いたのはこれが初めてです。話がうまい人という印象がありますが、演奏前にプレ・トークを展開、アット・ホームな感じを出していました。バーンスタインが、1950年代からコンサート前にプレ・トークをしていたのが、きっかけだそうです。
モーツアルトのヴァイオリン協奏曲5番から始まるプログラム。モーツアルトのヴァイオリン協奏曲など、録音を含め、何年ぶりに聴くのでしょうか?小編成の小ぶりな曲で、どこにも楽しい旋律が出てくる聴きやすい曲です。
演奏者も肩の力を抜いて、中音域の美しい響きを作り出し、ソロの西江氏もそつなくこなし、満足いく演奏でした。サントリーホールの良い音響はこのような中音域の美音が、心地よく響きます。
2曲目はメインのジュピター交響曲。3楽章ぐらいまでは結構楽しめました。特に第1楽章は、堂々とした風貌を出そうとしていたように思います。第2楽章も途中でテンポ落としたりして、雰囲気が出ていました。解釈も常識的な感じです。
しかし、フィナーレは出だしから気持ち優先で進行したのが分かりますが、個人的にはもう一つ。日頃名演奏の録音ばかり聴いていると忘れますが、モーツアルトの演奏、やはり難しいですね。ジュピターのフィナーレは複数のメロディーが絡まって、壮麗な構築性を発揮します。
ここで壮麗さを出そうと力むと、メロディー・ラインが崩れ、メロディー・ラインを整えようと思うと、力感が薄れ・・・となるのでどっちつかずになったり、ガチャついたりします。
今回はちょっとガチャついた気がしました。メロディーを聴きとりたい、という気持ちと、壮麗さも味わいたいという気持ち、両方味合わせてくれる演奏はごくまれです。両方望むは贅沢なのかもしれません。
最後はバーンスタイン作曲のウエスト・サイド・ストーリーの交響詩。しかし自分はウエスト・サイド・ストーリーは勉強不足で、観てないので、内容は良く分からず。原作を知らずに交響詩を聴けば、当然聴き手は置いてきぼりになります。
ただ、この新日フィルが1番良く鳴ったのがこの曲です。強音部もしっとりした部分も、クリアに良く鳴っていました。こういう曲の方が、生きいきしてると思いました。
生演奏を聴けた楽しさはありましたが、モーツアルトは演奏者を選ばないとダメかな、と思ったコンサートでした(個人的な見解です)。

