暇をつぶすのに聴くもの |  ヒマジンノ国

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クラシック以外でたまに聴いているものを書きます。

 

 

ちょっと古いですが、メイベルの「HIGH EXPECTIONS」。イギリスの若いシンガーソングライターらしいですね。しかし、UK、というよりはラテンな感じがします。父親が業界では有名な人物らしく、音楽をやるには恵まれた環境にあったそうです。

 

歌声がセクシーで濃い味を出しています。

 

 

カミラ・カベロの「ROMANCE」。ソロになってから2枚目のアルバム。以前よりも個性が出て、充実感がありますね。どの曲も結構面白いです。

 

最近の歌手は人気が出てくると、だんだんどぎつい感じになることが多く、個人的には若手ばっかり聴くことが多いです。ケイティー・ペリーやレディー・ガガなども初めは面白いんですけどね。だんだんおドロドロしくなってきて、結局聴くのをやめてしまいます。ビリー・アイリッシュはもう初めからダメでした。

 

 

↑、マックス・リヒター。ポスト・クラシックの旗手。有名なもう1人の作曲家、ヨハン・ヨハンセンは2018年に若くして亡くなりました。)

 

ヨーロッパでは「ポスト・クラシカル」ということが、いわれるそうです。我々の感覚からいえば「ライト・クラシック」とでもいえるような音楽で、クラシック風の音楽ながら、現代的感覚と聴きやすい平明なメロディーの作品が多いですね。ちゃんとした演奏会で演奏されることを目標に作曲されているようです。ただ、やや底は浅いと思います。

 

個人的には旅に出かけるとこういう音楽が欲しくなります。エリック・サティのいう「家具としての音楽」というのでしょうか。そこにあることが、楽しすぎず、邪魔すぎず、という音楽です。出かけた先を彩るような音楽が欲しいと思うことが多いんですね。

 

クラシック音楽は重過ぎる、ポップスだとビーチに行けば否が応でもかかっていますから。アルヴォ・ペルトも旅行に行く飛行機内で覚えました。

 

雑誌「レコード芸術」のマリ・サミュエルソンのアルバムの評価がひどかったのを覚えています。彼女は「ポスト・クラシカル」を得意にしているヴァイオリニストです。

 

雑誌では、評論というような評論もなく、投げやりな評価でした。しかしこれも仕方ないですね。従来のクラシック音楽とは違う音楽です。

 

 

しかしたまに聴くと面白く、新鮮です。感性に訴える音楽が多く、今日もしクラシック音楽が順調に発達していたなら、この手のメロディなどが使われていたかもしれないなどと、思いながら聴きます。

 

ヴァックスのロンリー・エンジェルなんか切実で好みです。

 

そのマリ・サミュエルソンを発掘したのが、ポストクラシカルの重鎮といわれるマックス・リヒター(1966-)です。映画音楽なども手掛けており、しっとりした、現代的センスあふれた音楽を書きます

 

 

「Woolf Works」というバレエ音楽のためのアルバムから、「THE WAVES」を良く聴きます

 

アルバムに含まれている、「ダロウェイ夫人」、「オーランドー」、「波」は小説の原作(ヴァージニア・ウルフ)があるらしいですが、自分は未読です。どの音楽も映画を思わせるような美しい音楽ですけれども、自分は「THE WAVES」を聴くと、数年前に南の島に行った体験を思い出してしょうがないです。

 

作品はミニマリズムで、同じ音型を繰り返す単純なものです冒頭は小説による語りと本物の波の音が入り、孤独で、静謐な空気を作り上げます。語りが終わり、波の音が遠のくと神秘的で瞑想的な音楽が非常にゆったりとしたテンポで、繰り返されていきます。

 

比較的市民権を得ているミニマリズムですが、長い曲になると繰り返しがくどすぎて、聴いているのが苦痛になります。しかし、この「THE WAVES」(20分以上かかる長い音楽です)ではテンポを極度に落とすことにより、静かで神秘的な雰囲気を作り出すことに成功していると思います。そしてラヴェルの「ボレロ」のように音量を徐々に増やしながら、大きな音像を作り出していきます

 

これを聴くと、1周歩いて20分もかからない南の島で、1人夜空を眺めていたことを思い出して、仕方ないです。

 

ヤシの木が覆う真っ暗な島で、聴こえてくるのは寄せては返す、波の音だけです。夜空を見上げると、星が見えます。沖縄でも綺麗に星は見えましたが赤道付近のその島では星雲まで見えるのでした。

 

(↑、写真は借り物です。)

 

時折写真で見るような風景ですが、肉眼で見たのは初めてでした。ああいう景色を見ると地球は銀河系の一部だと思えますそしてその地球に住む我々も、その広大な世界のほんの小さな一部だと、認識せざるを得ないのだと、強く感じたのでした。