独身時代は、まーったくお気楽な毎日だった。
仕事に熱意があるわけでもなく、根っからの器用貧乏なところも手伝って、それほど頑張らなくても普通にこなすことができた。
だから、もっと頑張ろうとか、もっとこうしたらよいのでは、とかの向上心はまるでなくて。
もちろん仕事のことで悩むことはあっても、他の人から見たら、別にたいしたことないじゃん、程度のものだったと思う。
そんな私が楽しいと思えるのは恋愛だった。
趣味は恋愛ですっていうくらい。あ、言ったことないけれどね。
そして、結婚して、子どもが生まれ。
幸せなはずの結婚生活も、
夫の女遊びでいまいち満たされない思いを抱えるようになってしまった。
そのころからだと思う。
なにか学びたくて仕方なくなったのは。
もしかしたら、恋愛できない心の隙間を埋めたかったのかな、何かに熱中して。
それもあるけれど、ほんとうは満たされてる(と見える)はずなのに、心はからっぽ、そんなひと、ほかにもいるよね?力付けてあげたいよね、というところから。
そしてそれを探る道は、ほかならぬ自分を癒すためになると思ったから。
でも、自分は何が好きなのか、本当のところがわかっていない私。
学んでも学んでも、どうもこれ!という気分になれない。
そして、また、次のものを学ぶという繰り返し。
もちろん、学んだものは、興味のあるものばかり。
ヒーリング。
フラワーエッセンス。
パーソナルスタイリスト。
イメージコンサルタント。
パワーストーン。
タロットカード。
占星術。
学んだための費用を子どもの教育費につぎ込んでいたら、今頃成績で悩んでいなかったかも(笑)
それでも、からっぽな自分を埋めなきゃ、という衝動に逆らえなかった。
ほんとうはわかってる。
これ!という気分になれないのではなくて、一歩踏みだすのが怖いから。
同じクラスで学んだ仲間が次々と企業していくのを横目に、やっぱり無理だよねっていじけてる。
どうせ自分にはできない、そうやって、また、
かわいそうなわたしの慣れ親しんだ場所へとどまろうとしているんだって。
学びはじめた理由は、私と同じような、からっぽな自分を少しでも埋めていこうと思ってるひとを、応援したかったからなのにな。