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認知症ちいきマップ

製薬会社にて認知症担当(主に自治体)。埼玉県川越市在住 (市民活動にご興味のある方はメッセージください) 認知症情報発信のブログ「認知症ちいきマップ」http://mapchiiki.comと市民活動「オレンジカワゴエ」https://orangekawagoe.onlineを運営しています。

 スローレジ、スローショッピングというワードを知っていますか?


 このワードは認知症の当事者のレジ通し忘れである「未払い行動」のための支援として活動がもとになっています。下記の福岡のニュースでも活動内容が詳しく掲載されていますが、現在では九州や中国地方のゆめタウンというショッピングセンター全64店でスローレジが設置されるなど活動は大きく広がっています。 

 


 またこの取り組みのきっかけとなる岩手県滝沢市で行われているスローショッピングの内容もぜひ知っていただきたいと思います。下記の認知症フォーラム.comではいかにして活動が出来たのかを紺野先生の熱い想いも含め掲載されているのでご覧ください。

 

 

 そして最近話題のコンビニレジでのラップのCMの記事も見ていただきたいと思います。こちらは高齢者を対象としてレジの支払いで戸惑うおばあちゃんの様子が出ており、それをまわりが急がせたりして「たたくのではなく、尊重してたたえ合おう」という内容が映像で描かれています。 
 

 
 上記について読んでいただくとお分かりの通り、認知症があってもなくてもこのような支援やサポートが大事であり、こういった皆に良い取り組みがどんどん広がってフレンドリーコミニティの社会が構築されていくのだろうと感じました。

 

 

 

認知症のレジ通し忘れ「未払い行動」福祉の問題と捉え買い物支援…専従店員 スローレジ 福岡県がシンポ

出典 読売新聞オンライン

 

 

「スローショッピング」はいかにして生まれたのか

出典 認知症フォーラム.com

 

 

「たたくより、たたえ合おう」AC新CM

出典 アドタイ

 アルツハイマー月間においては、若年性認知症の話題も多くありました。

 

 若年性認知症は65歳未満で発症する認知症をいいますが、若年性と高齢者での認知症の病理的な違いはなく、もちろんアルツハイマー型だけではありません。

 

 当事者においては仙台市の丹野さんは多数著書もありますので多くの方がご存じかと思います。私も数多く講演は拝聴していますが、同世代ということもあるのか毎回心が震えます。自分が今出来ることを精いっぱいやろうという気持ちになります。

また今年は京都市の下坂さんも全国多数の地域で講演をされています。下坂さんも40代になります。
 

 以前の記事でも当事者を呼んで講演してもらえば良いのような雰囲気になっていないか?の内容を書きましたが、本来の目的は宮崎市のニュースにもあるように若年性認知症の正しい理解を深めることにあります。
 

 今後も主催者は正しい目的を持って企画・開催し、聴講者も正しく理解してもらえるようにしてほしいと思います。

 

 

若年性認知症の男性が講演“できることを奪わないで” 総社市

NHK岡山ニュース

 

「認知症になっても大丈夫」当事者の下坂厚さん、変化や対処法を講演

毎日新聞

 

若年性認知症理解深める 患者家族ら講演会 宮崎市

株式会社宮崎日日新聞社
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特に意味はありませんが。京都タワーです。

”認知症に備えよう”

 このワードもここ最近は増えてきました。「予防」という言葉への反応、「認知症になるのを遅らせる」といった言葉など、認知症に関しては以前記事にした「はいかい」もそうであるがワードが中々定着しないですね。
 

 言葉に意味を定めるにはそれなりの理由があり、皆がある程度納得しないと定着しないのだが「備える」という言葉には私はまだ慣れない。
 

「災害に備えよう」のような使い方ならばイメージは少し涌きやすいのだがなぜ認知症だとピンとこないのかは理由はわからないです。
 

 今後、認知症基本法の制定など法律があるともう少しイメージは定着するのだろうがもう少し時を待ってみたい。

 

【周南市】講演会「認知症に備える」

出典 新周南新聞社

 

 あと参考までに講師の愛媛大学 老年精神地域包括ケア学 教授の谷向 知先生は医師でありながら若年性認知症支援コーディネーターでもいらしゃいます。

 

 

愛媛県庁/若年性認知症支援コーディネータセミナーの動画配信について

出典 愛媛県庁
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宮崎の「介護や認知症」に関する無料電話相談の記事がありました。

 

また同日に岩手でも同様の内容の相談が開始します。こういった記事を見ると、まずは

同じ経営母体や団体かなと思いましたが宮崎では「宮崎医療生活協同組合」「認知症

の人と家族の会宮崎県支部」、岩手では「県社会保障推進協議会」となっていました。


この辺りの運用方法や仕組みは私は詳しくないのですがオンラインやLINEでの相談が進

む中、顔は見えないがつながっていることを実感できる「電話」というものの大事さは

こういった内容の相談では生きてくるのかなと感じました。

 

 

 

「介護や認知症」無料電話相談 宮崎で11日

出典 毎日新聞

 

介護・認知症 無料電話相談 11日、県社保協

出典 岩手日日電子新聞

 脳トレのゲーム、本、アプリなど現在市場は過剰になっていると思いますが皆さんは何か取り入れていますでしょうか?

 

 下記は認知症予防等に役立つ「脳トレゲーム」の製作を競う大会 260校参加の予選勝ち抜いた13チームが出場したニュースです。全国の大学や専門学校の学生が参加して認知症予防をテーマに取り組んでいるのは良いことだと思います。

 

 

 

認知症予防等に役立つ…『脳トレゲーム』の製作を競う大会 260校参加の予選勝ち抜いた13チームが出場

出典 東海テレビ

さて、その中で認知的介入の効果と言えばWHO認知症予防ガイドラインでは下記の通りです。

〇認知的介入(推奨レベル:条件による)
認知機能が正常な人や軽度認知障害の人が認知トレーニングを行うことは、必ずしも認知機能の低下や認知症発症リスクの低減につながるとは限りません。WHOでは認知トレーニングのエビデンスがまだ充分ではないと判断されており、条件によっては推奨されることがありますが、すべての人に当てはまるとは言えないと結論付けられています。

出典 WHO認知症予防ガイドライン

エビデンスはハッキリしないものの「脳の健康」を意識したり、脳が活性化したりということはあり得る話だろう。行動変容につながるきっかけとしてなら「脳トレゲーム」の普及拡大は喜ばしいと思う。

 認知症啓発のためのパネル展は自治体や地域包括支援センターの活動として普及してもう何年になるだろうか。


 わかりやすくオレンジで目を引くように作成され、市役所、地域包括支援センター、図書館、イベント会場など様々な場所で活用されている。
 

 下記の奄美市の記事でも、世界アルツハイマー月間の取り組みとして市役所3階でのパネル展示を9月いっぱい行っており、認知症への理解を図ると同時に支え合いを紹介、安心して暮らせる街づくりを目指していることを伝えている。
 

 家族の会が啓発パネルを貸出しや購入を行っていることも私は最近知った。

 この件で思うことては、このパネルはアルツハイマー月間だけに使うのはもったいなく、行政内図書館を転々とすることや企業内、学校、ショッピングセンターなど人が多い所で見てもらい啓発を年中行っていくことも大事と感じた。

認知症理解へパネル展 – 奄美新聞amamishimbun.co.jp

 

 

認知症理解へパネル展

出典 奄美新聞

認知症啓発パネル認知症の人と家族の会では多くの人に認知症の理解を深めていただくために、啓発パネルを制作しました。「わかりやすい説明でイベンwww.alzheimer.or.jp

 

 

認知症啓発パネル 

出典 認知症の人と家族の会

今回の内容は高齢者の見守りシールです。

全国自治体でかなりの数が広がってきていると思います。QRコードが重要になりますが、対象者の行方不明事案が発生した場合、発見者が対象者の見守りシールのQRコードを読み込むと利用者(家族等)に通知メールが送信されるしくみです。


あとは発見者と利用者(家族等)間で、インターネット上の伝言板を用いて、対象者の位置や健康状態等の安否情報を共有できます。

これらの運用は自治体によって少し違いがあり、SOSネットワークに紐づけて登録しないと交付できないものや、有料で1シートあたりいくらで販売しているようなところもある。ここ数年でかなり地域には広がってきており、成功している所からうまくいかなくて中止した自治体もある。ただ何かしらでこのシールを見る機会も増えてきているため、住民だけではなく、企業や団体でも当たり前に周知されるようにサポーター養成講座などでも必須で情報発信して欲しいと思います。

 

 

 

 

 

「高齢者の見守りシール」について

出典 松戸市

 

 

 

島根:認知症患者 見守りシール:地域ニュース

出典 読売新聞オンライン

 

 

認知症の人の道迷い、見かけたらどうすれば?奈良県は増加傾向

出典 朝日新聞デジタル

 

 認知症初期集中支援チームについてはご存じでしょうか?
 

 厚生労働省の資料では「複数の専門職が家族の訴え等により認知症の疑われる人や認知症の人及びその家族を訪問し、アセスメント、家族支援等の初期の支援を包括的・集中的(おおむね6か月)に行い、自立生活のサポートを行うチーム」とされています。
 

 全国でも多くのチームが活動しておりますが、ニュースでは宮崎県の西米良村の内容が掲載されています。地域によっては医療資源、専門職の数などは異なっておりますので全国一律でチームがスタートするわけではありません。またスタートしたとしても本来の初期の支援には至らず中等度、高度のアルツハイマー型認知症の困難事例を取り扱うことも多くあります。

ただチームの活動についての良い事例や工夫などは様々参考になるかと思いますので今後もこの内容は取り入れていきたいと思います。

 

 

 

 

認知症 早期把握して処置 西米良村に専門チーム

宮崎日日新聞

 

 

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2022年11日3日

認知症普及啓発シンポジウム「eサミット」を開催します!

八王子市ホームページ

 今年度は多くの地域で認知症普及啓発シンポジウムやイベントが開催されています。特に当事者にご登壇いただく機会は格段に増えたように感じます。
 また当シンポジウムでは前記事のスローショッピングで有名な岩手県滝沢市のお話をこんの神経内科 紺野先生からお話しいただいています。

 当事者に関してコメントをするならば、登壇にあたっては関係する市役所、地域包括支援センターさんの事前の準備や努力も合わせて知っていただきたいと思いました。当事者さんの講演へのお気持ちの確認、コメントの原稿準備、進行スケジュールの詳細な打合せなど医師の講演とはまた違う準備の大変さがあります。

 来年度もこういったイベントは増え、認知症の啓発や当事者の想いを知る機会があると思いますが、単純に当事者を登壇させれば良いのでは?と簡単にイベントを決めていかないでその地域がどういった課題があって、当事者さんのご厚意の元、登壇いただくことで聴講者に気づきを与えられるならばぜひ進めて欲しいと思いました。

 

 運動や体操の効果は様々出ており、買い物についても認知症の方を対象としたスローショッピングの話題が少しずつ増えてきた。
 今回記事として群馬・中之条町の高齢者施設での話題が掲載されていた。この内容は”買い物リハビリ”という介護予防を目的としたサービスであり、対象は主に介護の必要性が低い高齢者を対象にしているそうです。

 こういった場では認知症の前段階であるMCIの方の支援にもつながるかもしれない。また介護保険制度を使っているため、少ない自己負担でサービスを受けることができるのも特徴かと思います。もっとこういった取り組みが進み介護予防といっても住民や、高齢者への広いサービスが満たされ、無料での行政サービスだけではなく、有料でも積極的に自らが参加する複合的視点が広がっていってほしい。

 

あとスローショッピングについては世の中で話題も増えてきたので今後話題としていくつか出していこうかと思います。

 

 

「体操」と「買い物」をセットに 高齢者向け介護予防サービスの効果は?”買い物難民”問題の解消も

2022年11月3日 日テレNEWS