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認知症ちいきマップ

製薬会社にて認知症担当(主に自治体)。埼玉県川越市在住 (市民活動にご興味のある方はメッセージください) 認知症情報発信のブログ「認知症ちいきマップ」http://mapchiiki.comと市民活動「オレンジカワゴエ」https://orangekawagoe.onlineを運営しています。

以前にも触れました「見守りシール」です。

簡単に振り返りますと、行方がわからなくなった認知症の人を見つけた際にスマートフォンでQRコードを読み取ると家族などに自動でメールが送られるもので、今回は岐阜県各務原市で内容を学ぶ講座が開かれました。

 

現在岐阜県内では各務原市を含めて22の自治体でこの見守りシールは導入されているそうです。岐阜が42市町村ですので半分以上が使われており、非常に根付いているのが良いと感じました(2022年11月30日現在)。

 

一方で全国で見ても255市町村で導入が進んでおり、簡単で安価でかわいくて取り入れやすいのが良いのだと感じました。

 

シールを貼ったものを持って出かけてくれない、シールが取れてしまうなどはまた次の話であり、こういった取り組みが始まり、地域で当事者のことを考えるきっかけになっていることは素晴らしいと思いました。

 

 

認知症の人に”見守りシール” 各務原市で使い方講座

出典 NHK

高齢者運転と認知症については#7で触れており、固定しているので多くの方に見ていただいおり、感謝です。


少し自分の家族にも関係したので思い入れのあるテーマなのですが話題としては2回目になります。

 

5月に道路交通法が改正となり、多くの地域でこのテーマを取り上げて研修会を開催するのを見かけます。どちらかというと支援する専門職、包括、スタッフ向けであり一般の生活者がこの話題に触れているかというともう少し先かもしれません。

 

ただ、75歳周辺で自分に関係する方々はもちろんご存じです。
 

免許返納になりたくないという想いから関係機関に相談したり、本屋さんで参考書を購入されたりなどの行動をされています。

 

下記の記事では、富山県にて75歳以上のドライバーが運転免許の更新の際に受ける「認知機能検査」で、県内では過去3年間に受けたおよそ8万人のうち4分の1のドライバーが認知症や認知機能低下のおそれがあると判定されたことが県警察本部のまとめでわかったようです。

少し判定区分も変わっているので目安かとは思いますが気になる結果が出ているのは間違いありません。

 

本日も第6回日本安全運転医療学会が開催されていますが多くの関係者がこのテーマに関わっています。https://www.jssdmc6.jp/


ただ最後運転するかを決めるのは本人であり、事故を起こした際にも責任を負うのは本人なのですが、何とか正しく現状を理解いただき、出来るだけ安全に長く運転が続けられるような支援が出来ればと思っています。

 

 

 

高齢ドライバー 4分の1が認知症や認知機能低下の恐れ

出典 NHK

認知機能に何か気になる症状があって、じゃあかかりつけ医やネットで調べた認知症に詳しいお医者さんに行ってみようとなった時にどういった検査をするかご存じでしょうか?

 

医療機関でも違いはありますが流れも含め、下記の記事が非常にありのまま記載されていましたのでご参考ください。

認知症外来専門「のぞみメモリークリニック」の場合

1.予診を受ける
待合室で看護師の予診を受ける。出身、学歴、職歴、世帯状況、既往歴など、これまでのことや、いま気になっていることを訊かれる。人生をまるごと驚くほど細かく質問される。

 

2.血圧、体温、肺の機能を測る
体調のチェック。指先に大きなクリップのような物を挟んで、酸素飽和濃度といって酸素が体の隅々まで行きわたっているかを測る。

 

3.ひじやひざをポコンとたたく
予診をもとに医師からの問診。聴診器で胸の音を聞いたあと、運動にかかわる神経に問題がないか、小さなハンマーのようなもので反応をみる。

 

4.医師が言うとおり目を動かす
医師が上を向いて、横を向いてと言うとおりに目を動かす。目の動きを確認する。

 

5.医師がつくる手の形をまねる
医師が両手で影絵のようにいろいろな形をつくるので、同じようにやってみせる。

 

6.足のむくみをチェック
靴下をぬいで、ふくらはぎのあたりのむくみを医師がチェックする。むくみ具合から、心臓や腎臓に問題がないか、生活状況などをチェックする。

 

7.認知機能の検査を受ける
個室で1対1で質問に答える。最もポピュラーな長谷川式と言われるものを最初に受ける。見せられた物の名前を言ったり、言葉をいくつか覚えて復唱するなど、およそ30分で終わる。

 

8.うつの検査を受ける
何もかも面倒だと思ったりするかとか、ひとりぼっちだと思うかといった質問を口頭でされ、はい、いいえ、で答える。

 

9.血液検査をする
脳だけではなく、全身の健康状態もあわせて診る。高血糖や高コレステロールではないか。甲状腺やビタミンについても認知症に関係する数値をチェックする。

 

10.MRIの撮影をする
脳の萎縮、脳梗塞の痕、出血がないかを画像で確認。仰向けになって、耳栓をしたり、頭を固定してもらい、撮影スタート。寝台がスライドしてドームの中に頭部が入る。約30分で終了。

 

11.検査結果
MRIの画像を見せてもらいながら、脳に萎縮がないか、出血や脳梗塞がないかなど、説明を受ける。神経心理検査の結果から、どういう脳なのか、得意、不得意を説明される。


 

11個ありますがすべてに意味があり、スムーズにすべてされているように感じます。検査では認知症ではない他の病気との鑑別も必要ですし、画像検査で頭の中を見ることも必要です。

認知症の検査は簡単ではないからこそしっかりとした医療機関で診てもらうのが良いのだといつも思います。

 

認知症の検査ってどんなことをするの?

出典 クロワッサンオンライン

VR(仮想現実)で認知症について学ぶ体験をされた方はいらっしゃいますでしょうか?

 

愛媛県新居浜市高木町の市総合福祉センターでは、VR(仮想現実)の技術を使い、認知症について学ぶ体験会が行われ、市民計約60人が参加されています。

 

認知症の方が体感している高さや距離感が正しく認識できなくなる、自分が居る場所がどこなのか分からなくなる、レビー小体型認知症の方に起こる幻覚が見えるなどの主な症状について、VR(仮想現実)で実際に患者になったかのように体感されています。

 

会社名は記載がなかったですが内容を見る限りシルバーウッドのコンテンツかと思います。私も何度も体験しましたが非常に疑似体験としては面白いものになります。

 

ホームページも載せましたので宜しければご参考ください。

 

こういった体験は認知症サポーター養成講座とはまた違う知見を得られると思いますし、参加後、認知症当事者や家族のため、自分のために何が出来るかの考えるきっかけになれば良いと思います。

 

 

 

認知症の症状、不安な気持ち VRで疑似体験

出典 読売新聞

 

 

VR Angle ShiftVR認知症

出典 シルバーウッド

認知症予防のアンケ―トは色々ありますが、具体的な商品ニーズまで見ている下記の内容は参考になるかなと思います。


アンケートでは認知症予防の実態と商品ニーズを明らかにすべく、50~70代の男女617人(現在、または将来的に「認知・記憶力の低下」(物忘れ・うっかりミス)が気になっており、現在「脳に良いとされるサプリメントや健康食品」をとっている人)を対象にアンケート調査を行っています。

調査の結果、2022年における脳機能対策商品(サプリメント、健康食品など)の摂取率は2020年比-0.3ptの5.8%となり、前回とほぼ同水準となることがわかりました。性年代別にみると、男性50代は同+1,1ptの5.0%となり、前回よりも摂取率が高まっています。

現在行っている認知機能対策(サプリメント、健康食品以外)は、前回と同じく「適度な運動をする」「規則正しい生活を心がける」「十分な睡眠をとる」がトップ3となりました。「一般の食品・飲料」で対策を行っている人は全体の82.0%で、特に「青魚類」を意識的に摂取している人が48.5%と多くなっている。また、「アマニオイル」や「えごまオイル」などの健康オイルを摂取している人も1割強程度みられました。

脳機能対策商品の摂取実態をみると、2020年以降に新たに発売されたお茶やヨーグルトがランキング上位に入っており、サプリメントから食品・飲料へと脳機能対策商品のカテゴリーが広がっている様子が確認できました。

また、現在摂取している脳機能対策商品の剤形は、「サプリメントのみ」が74.7%、「食品・飲料のみ」が12.5%、「サプリメント+食品・飲料」が12.8%となり、認知機能の低下によって日常生活に支障が出ている人ほど「サプリメント」と「食品・飲料」を併用する傾向がみられました。

今後の対策意向としては、「脳に良いとされるサプリメントや健康食品をとる」とした人が76.7%で最多となった。また、女性は「よく噛む」「口腔ケアを行う」といった口周りの対策をしたい人が多いほか、女性70代は「バランスの良い食事をとる」を挙げる人が特に多く、出現率は8割近くにのぼっています。


認知症予防への世の中の流れも毎年毎年変化しており、今後また新しい認知症治療薬が出てくるとさらにアップデートされていくのだろうと感じました。

TPCマーケティングリサーチ株式会社、認知症予防の実態と商品ニーズについて調査結果を発表:マピオンニュースマピオンが提供するマピオンニュースへようこそ。この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社www.mapion.co.jp

TPCマーケティングリサーチ株式会社
認知症予防の実態と商品ニーズについて調査結果を発表
出典 Mapionニュース

華道と認知症ケアです。


華道が似合う京都での取り組みになります。

 

内容として、華道と心理学を融合させたプログラム「いけばな療法」の体験会が、京都府南丹市美山町大野の大野ふれあい館で開かれました。地元の高齢者ら約30人が花の手触りや香りを楽しみながら、思い思いの作品を仕上げています。

 

認知症ケアなどの手法として、同療法を提唱するNPO法人「フラワー・サイコロジー協会」が各地で実施しています。

 

赤い枝が特徴のサンゴミズキやナンテンなどクリスマスカラーの植物のほか、色鮮やかなキクやガーベラ、匂いを楽しめるハーブ類など計20種類ほどを用意し、参加者は使いたい花を自分で選び、香りや手触りの違いを感じながら自由に生け、満足がいくまで何度も挿し直しています。

完成後は作品を見せ合った。「すっきりした姿だ」と相手の作品を褒めたり「いけばな経験はなかったが、ゆったりした気分で楽しめた」と感想を話したりして和やかに交流しています。

 

推しや趣味に続く活動だと思います。

認知症ケアに華道と心理学融合「いけばな療法」 京都・美山で体験会|社会|地域のニュース|京都新聞華道と心理学を融合させたプログラム「いけばな療法」の体験会が、このほど京都府南丹市美山町大野の大野ふれあい館で開かれた。地www.kyoto-np.co.jp

認知症ケアに華道と心理学融合「いけばな療法」京都・美山で体験会
出典 京都新聞

フラワー・サイコロジー研究所トップページ | Psychological Study of Human flower relationsフラワー・サイコロジー研究所 ●●●ページ | Psychological Study of Human flower rwww.flower-psy.jp

フラワー・サイコロジー研究所
出典 フラワー・サイコロジー研究所

究報告|役に立つオモシロ医学論文 趣味を持つことは、生活に「生きがい」をもたらし、健康状態に...hc.nikkan-gendai.com

趣味を持つことは認知症の予防に効果的?日本人の対象の研究報告
出典 日刊ゲンダイヘルスケア

以前、推しの話題を入れたのと同じ理由に近いですが趣味を持つことの効果が報告されていました。

 

内容として、趣味を持つことはまた、習慣的に体を動かしたり、物事に対する考えを深めるなど、活動性が高まることによって脳に良い刺激が与えられ、認知機能の低下を防ぐことができるかもしれないということが、日本疫学会誌の電子版に2022年5月14日付で掲載されました。

この研究では認知機能に異常がない日本人2万2377人が対象となっています。趣味が充実している人は、もともと健康状態が良好で、認知症のリスクが低い人だと考えられます。

 

そのため、この研究では40~69歳における趣味の充実度(「趣味がない」「趣味がある」「趣味が多い」)を調査し、認知症との関連性について、中央値で11年にわたる長期の追跡調査をしています。

 

調査の結果、認知症の発症リスクは、「趣味がない」人と比べて、「趣味がある」人で18%、「趣味が多い」人で22%、統計的にも有意に低下しました。

 

論文著者らは「調査期間中に趣味をやめたり、新たに始めた人がいるかもしれず、このような趣味の変化が認知症のリスクにどのような影響を与えるのかは不明」としつつも、「趣味の充実は、認知症リスクの低下と関連している」と結論しています。

 

ある程度リアルに近い研究だと思いますので、こういった活動が何らかの良い影響を及ぼしているのだろうと想定されます。

 

食事、運動、推し、趣味などこれまでも色々紹介してきましたが、こういった内容を取り入れている人は非常に人としても興味が持てそうですし、きっと魅力のある人なんだろうなと感じました。

見守りのステッカー、シールなど自治体の取り組み紹介は良くしますが効果や活用出来た事例ももっと紹介した方が良いですね。

 

事例を見た人が、「こうやって役に立つんだな」「自分の市でも始まっていたな」「あのステッカー、シールそういえばつけている人さっきいたな?」「でも今は特にお困りごとはなさそうだな」などが当たり前になってくるとぐっと取り組みの意味は高まる気がします。

 

下記の話題でも議員さんの気づきからしっかりとつなぐことが出来た事例ですが、このステッカーは過去この方が議会で提案して、ふじみ野市が全国に先駆けて始めた仕組みとのことで、隣の市でも導入されており、うまく役立てることが出来たそうです。

 

また事例を探してみたいと思います。

認知症高齢者等早期発見ステッカーが決め手でした夜の9時近く会議で遅くなり自転車で家に帰る途中、... - 民部佳代(ミンブカヨ) | 選挙ドットコム認知症高齢者等早期発見ステッカーが決め手でした 夜の9時近く 会議で遅くなり自転go2senkyo.com

認知症高齢者等早期発見ステッカーが決め手でした夜の9時近く会議で遅くなり自転車で家に帰る途中、、
出典 民部 佳代 ブログ

以前作業療法士さんと話をする機会もあり、今後の関りなど興味があり、色々ニュース見るようになりましたがちょうど佐賀県多久市での話題がありました。

 

内容としては、作業療法士で市の地域包括支援センターで働く冨永美紀さんの活動です。

 

認知症カフェで冨永さんが認知症の支援について具体的な事例を話したあと、作業をすることは認知症の予防や改善に効果的だと言われているため、参加者が来年の干支・うさぎの飾りを作られたそうです。

 

これらは企画の素晴らしさもそうですが専門職である作業療法士の視点を入れ取り組みしていることが今までのカフェの内容と大きく違うと感じました。

カフェで認知症への理解深める交流会 地域での支援体制を【佐賀県】|佐賀のニュース|サガテレビ認知症に対する理解を深めることで地域での支援の輪を広げようと3日、多久市のカフェで交流会が開かれました。交流会「認知症カフwww.sagatv.co.jp

カフェで認知症への理解深める交流会 地域での支援体制を
出典 SAGATV

次は推しがいると認知症予防になる話題です。

 

理由としては活動により、交友関係が広がりストレス解消にもなり、また新たな刺激で脳が活性化されるようです。

 

高齢者の話題の際にも社会活動やサロンでの交流が大事だという話をしますが若い世代でも理屈は同じということですね。

 

ときめいたり感動したり、実際にコンサートやイベントに足を運んだりするなどの新たな刺激が生まれ、脳が活性化されて活き活きとした生活を送ることができ、ひいては認知症の予防にも繋がることがあるとのことです。

 

推しのいる生活というのは、楽しいだけではなく、心と体の健康にも良い影響を与えることもあるようですね。

 

 

約7割の女性が夢中に… 脳が活性化されて認知症予防に繋がることも

出典 Sirabeeリサーチ