”シェルターはかわいそう??” | うちの魔王さま。

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色々あってNPO法人ねこけん東京本部キンダーガーデンになりました。
がんばれお兄にゃんΨ( ゚∀゚)Ψ

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久しぶりにオフィシャルのリブログでもしましょうか。

 

「ねたぎれだから?」

 

いや、そういうわけでもないんだけどw

 

 

私がねこけんに入ったのは2017年7月なので、今年で8年目になります。

愛護団体のシェルターに行ったのも初めてで、その時の印象は今でも覚えています。

 

丁寧に掃除されていて清潔、そして臭わない。

印象を聞かれて、それをそのまま答えた記憶が。

 
シェルターと言ってもそれ用の物件なわけではなく、居住用の建物なので、6畳位のスペースに5~6匹の猫がいる部屋が数部屋あって、療養中や要隔離の子は2段ケージに入っていて、それが何台か並んでいる部屋もあって。
殺伐とした感じもなく、猫たちもリラックスしていて、悪い印象はありませんでした。
 
でもね、TVやネットで見る動物保護シェルターって、何十匹いるの?って数の犬猫が同じスペースで生活していたり、トイレは砂を使わず新聞紙を割いたものだったり、狭いケージが所狭しと積み重ねて並べられていたり‥
超多頭の預りの私ですら絶句するようなところ、あるんですよね。
 
3頭兄妹の子猫ですら、「1頭軟便!誰だ?」ってなるのに、20~30頭、いやそれ以上がトイレを共有していて誰なのかわかるのでしょうか?
汚れた新聞紙を踏んで、その子はその足で部屋を歩いていきますよね?
体を伸ばして寝ることもできないケージに閉じ込める、繁殖業者はNGだけど保護活動者だとOKっておかしくない?
って、恐らく、普通の感覚の人は感じると思うんです。
 
だから、保護シェルターは可哀想、というイメージになるのかも、と。
 
単純に、無人になる場所に滞在させるなんて可哀想!って言うなら、アレですよ、
 
じゃあお前がやれよ(定期)。
 
「そこのおばさんおくちわるいよー!」
 
※友情出演・ニャンこまの稲造くん。
【本気の譲渡会、次回は7/31・8/4】

ご予約優先、必ずリンク先をご確認ください。

 
 
さて。
話を戻します。
 
IZさんは個人ボランティアさん、私は団体の預かりボランティアという違いはありますが、自宅の一部を保護部屋として猫たちを保護しています。
じゃあ、これなら可哀想じゃないのかと言われたら。
 
IZさんち=ニャンこまルームは確実に可哀想じゃないです。
実際お邪魔したことあるけど、掃除も行き届いているし、何より過剰収容をしないので猫たちのストレスも最小限。
保護猫たち、飼い猫(たち)、そして人間のQOLを維持することを考えるとすごく良い環境だと思うし、抱えすぎないことでケアが行き届き、結果的に回転も速い。
見習いたい‥
あと、私が猫もらうなら絶対ニャンこま!
(これ以上猫いらないけどもw)
 
じゃあうちは?と訊かれたら。
今年は可哀想じゃないと思う。
 
去年は我ながら「これは、このままではダメだ‥」と思いながらお世話してました。
まず、預かりっ子の数が、去年は今年の2倍いたんです。
 
もう、振り返ってみても狂ってるとしか思えないw
家中ケージだらけで、ケージに囲まれて生活してたし。
 
FIPを出し、
 
黎明を喪い、
 
もう全部投げ出したくなったし、色々見落としていたんだろうと後悔どころじゃなかったです。
 
命は取り返しがつかないのに。
 
過剰収容なんてマジでいいこと1つもなくて、だから、もうそういうのはやめようと思った。
まず、リビングにケージ置くのやめよう、ってw
ただでさえフリー組がたくさんいるし。
この5にゃん衆、本気で巣立ってもらわなくては💦
だから、去年の今頃は、うちにいた子たちは可哀想だったと思うよ。
「自宅で保護していれば可哀想ではない」というのは希望的観測でしかないです。
 
40頭でも大変だったから、80頭100頭のQOLを維持するなんて無理だろーって思うんですよね、、
まぁ、QOLの維持って言ってもそのレベルをどこに設定するかはそれぞれだし、部屋の数(6部屋猫のためだけに使ってますとか)、実働人数(うちはワンオペだけど夫も子供も協力的なので実働3人です!とか)、その状況によっても変わるので。
「ひとつ屋根の下に猫が40頭を超えると、私には私の思い描くQOLを維持するのは無理でした」って言う言い方が正しいのかもしれない。
 
「掃除機使いたいって?後にして」
 
何が書きたかったかって、可哀想かどうかは保護されている場所では決まらないってこと。
 
ねこけんのシェルターは、ロイヤルカナンの本国の偉い人(紹介雑かw)からもお墨付きをもらっています。
うちのシェルターのお世話メンバーすごいと思う。
汗だくになったりずぶ濡れになったりしながら通ってくれてさ、、
 
ねこけんだけじゃなく、ピカピカにお掃除されたシェルターの画像アップされてる某団体さんがTwitterのオススメに流れてくるんですが、ピカピカを維持してるのすごいなって思う。
頭が下がります。
 
だから、"シェルター"ってだけで猫たちが可哀想とか言う人、正直ムカつくんですよね。
自分にはできないしやる気もないくせに外からの文句言うだけなら楽でいいよね、みたいな。
十把一絡げに語れるものではなく、それぞれ、良くも悪くも"違う"んです。
活動場所も、規模も、内容も、人数も、何もかも違うのに、中身を知らずに、褒めちぎったり貶めたりするのはナンセンスで無責任だと思いません?
可哀想とか、あれしろこれするなって言う前に、見る・知る・考えることが大事なのではないかと。
 
保護活動を維持・継続することって、そんな楽な、簡単なものじゃないんですって。
それでもいつか、保護が必要な動物の数が減り、シェルターが不要になる日が来るといいなと思います。
 
 
ではまたっ( ´Д`)ノ~

 

 

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