(京都市 門川大作市長) 「このままでは10年以内に、京都市の財政は破綻しかねません」 なんと、財政は火の車。将来見込まれる借金などの負担の重さを示す「将来負担比率」が、政令指定都市でワースト1、実質的な借金の残高は8500億円に上り、財政破綻の危機に直面しているのです。
一部引用
ちょっと前のニュースだが、織田信長の事績を書いた本を読んだので…考えてしまった
まぁいろいろな原因があるのだろうが、私が一番に思い浮かんだのは信長の行った楽市楽座と関所の廃止だった
現代の価値観においては「比叡山の焼き討ち」に対して賛否両論あるとは思うが、敵対したとか生臭坊主のたまり場?になっていたなど色々原因がある
決して信長が残虐性にだけその原因を求めることはできないだろう
大きな要因は「既得権益の打破」であろうと思う
既得権益を持っていたのは寺社仏閣である
室町末期には寺社は自らの利益だけのために領土を経営し、関所などを設け経済の発展を阻害してきた
楽市楽座も同じで、市を開くのも座を組むにも寺社の許可がないと不可能であった
ここに大きな「既得権益」が生まれた
それを打破しようとしたのが信長である
翻って、今の京都を見ると信長が制圧する前の「既得権益」塗れの体制に見えてならない
先祖返りしたように思える
コロナ前の観光客が沢山来ていた時は、何も考えずに市政を運営してきたのだろう
市民の生活と観光都市がバランスの取れたものではなく、財政の「余り」を市民の生活に”分け与える”ような体制になっている
アンバランスとしか言いようがない
既得権益には全く手を付けず、その「余り」のみで事を運ぼうとしてきたからコロナで財政悪化したので危機が一気に表面化した
この記事の行政側の内容には、これだけ悪化しても「既得権益」に対するメスについては何の言及もない
信長がなぜ焼き討ちまでしなければならなかったか…気持ちがわかるような気がする