昨日に続き本日も。
赤鬼おかわり。

昨日は言葉の格闘技だなと思ったけれど、
しっかりと肉体の躍動も感じた。
2つを同時に成立させることは困難だけど
それをやるのが演劇なのかもしれないね。

ロンドンのグローブ座でテンペストをみたときの驚きを思い出した。
舞台セットはほとんどない。
だけど、人間が肉体と言葉を通じて作り上げる世界がある。
表現の追求は、むこうに行けるもんなんだな。


あいつを鬼にすれば、お前は人間として生きられるんだ。
他者と自分の距離が的確すぎて苦しい。
人間として生きる定義はひとそれぞれだから。
だけどひとがひとと関わるには定義が必要。


絶望すると笑うのだから、ふくの死んだ理由は絶望ではない。
赤鬼を食べてしまった。
そうして自分が鬼になった苦しさでも、
友情への懺悔でも、後悔でもないような気がする。
もちろんそれもあろうが、
「むこう」へ行けなくなったことなのかなぁと思いたいお芝居でした。


昨日はセンターステージの通路に降りて見回し、
向正面のもっともビニールシートの反射がないと思われる席を選んだ。

今日はもう選択できなかったために、時折てろてろと波打つような視界となった。

見えづらさの奥行…あるかな…うーんそんなもんは無いと思ったよ。
クリアに見えた方がいいに決まってる。
光の美しさ、色のコントラスト。
でもビニールシートで覆われた時代だから、
別の視点も必要だけどね。こじつけは要らんけどね。




キャンセル待ちドンケツ11番を引いてましたが、行ったら入れたというやつです。
劇場に行かなければ観られないの。
ここへきても大好きパイプ椅子席…笑