観劇納めはアントウェルペンのフラームスオペラでルサルカ観たよん。
 
アントウェルペンとヘントでプロダクションを共用しているらしく、
年明けにヘントで同じルサルカの公演があるらしい。

それぞれの役に歌手とバレエダンサーいるやつだった。
こういうのパリオペで観た時ついていけんかったが、
このプロダクションはどちらも音楽に調和して面白かった。
表現をここまで盛る必要あるかねーとも思うが。

このルサルカ振付のAlan Lucien Øyenというひとは、
パリオペで新作かけるんだねー。へー。
ケースマイケルもシェルカウイもベルギーで活動してるし、
舞踊のムーブはこの辺にあるんかね(雑復習雑感想)


パリのケースマイケルのコシファントゥッテは、
わたしには結構どうしてこんな王道オペラで舞踊??だったけど、
今回のこのルサルカはチェコ語(オペラ言語としてマイナー)だから
アリだなと思えたんだな。

舞踊道ってむずかしいな…むずかしく考えちゃって結局端緒がわかんない。

古典バレエ(とされるくるみとは白鳥とか)はわかりやすくてええじゃないか、
なんでそこから舞踊の表現がむずかしく感じる方へ向かうのかって、
それそっくり逆に分かりやすく考えようとしてるの歌舞伎かもしんなくて、
芸術か娯楽の違いかしらね。

そうすると、2019年にかかった新作歌舞伎の中で、
異色の雪之丞は、実はあきらかに手法としては世界スタンダードで、
なんとも言えない映像入れても案外情報過多にならんかったことも踏まえ
(センスの問題はあれど労働環境の現実的配慮も)、
舞踊家玉さまは無二の芸術家だなぁーと翻って鑑みている。

鏡ピカピカ単なる背景としての映像もりもりのが
挑戦してない演出だったなって言わざるをえなかったり。

なんか観てなんかもしゃもしゃ考えてって正解ないの好きよね。

東京のエンタメ舞台シーンは数が多くて楽しいんだが、
選択しないという選択肢が無いから、結局好みのもんだけ選んでる。
そうすると観客が好むもんだけやるから作り手の良識がないのも混ざっちゃうっていう気がするな。
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大晦日仕様で風船降ってきた!